Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
3シーズン目の開幕を目前に控えたBリーグ。過去2シーズンで得た成果、反面浮き出てきた課題、その両者を昇華していくことでクラブはさらに進化を遂げていく。中地区の強豪としてその名を欲しいままにしてきたシーホース三河も正念場のシーズンを迎えることになる。それだけに金丸晃輔のパフォーマンスがチーム浮沈のカギを握っていると言っていい。金丸といえども、現状維持では済まされない。シーズン開幕を前にエース金丸に今の想いを聞いた。
取材・文=山田智子
――橋本竜馬選手、比江島慎選手が退団したこともあり、金丸選手にはエースとしてより大きな役割が期待されるシーズンになります。
金丸 僕の役割は得点に絡むことなので、そこは変わりません。今年はポイントガードが抜けたので、「誰がボールを触っていない」とか「今、あの選手が生きてない」とか、ゲーム全体をコントロールしていかないとチームとしては戦えない。去年まではそこをPGに任せていましたが、今年は得点を取ることに加えて、その辺りを僕が見極めていこうかなと思っています。
――今季はPGの選手とよく話をしたり、流れの悪い時にチームメイトに声をかける姿が見られて、「自分がチームを引っ張るんだ」という意志が感じられます。
金丸 僕はどちらかというと声を出して引っ張るタイプではないので、プレーで引っ張れたらと思っています。橋本、比江島とは5年間一緒にやってきて、お互いのやりたいことが分かっていたので、そこまで深く話す必要はありませんでした。今年は僕が移籍してきたような状態なので(笑)、うまくいかないことを溜めずに、どんどん発信して、話し合わないと良くならない。だから「アイツ、今ストレスが溜まってそうだな」という選手を見つけたらどんどん声をかけていきます。
――昨シーズン2年連続でベスト5とベストフリースロー成功率賞の2冠を達成しました。今季の個人としての目標を聞かせてください。
金丸 得点をあと3、4点は伸ばしたいですね。今季はキャッチ&シュートだけじゃなくいろんなことをやらないといけないので、3Pシュートの確率は少し下がるかなとは思うのですが、そこは仕方ないですね。もしかしたら、今年はシューターじゃなくなるかもしれないです(笑)。