2018.10.12

オフェンスに課題が残る大阪エヴェッサ、古巣に挑むファイ・パプ月瑠の活躍に期待

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

大阪エヴェッサvsライジングゼファー福岡(@サンエイワーク住吉スポーツセンター)
第1戦:10月12日19時5分~、第2戦:10月13日14時5分~

 穂坂健祐新ヘッドコーチの下で新たなスタートを切った大阪エヴェッサは、レバンガ北海道のホームに乗りこんでの開幕節で1戦目に勝利。勝因は北海道を前半25得点に封じたディフェンスだ。畠山俊樹が4スティールを記録したほか、チーム全体でも15スティール。昨季1試合平均得点でリーグ4位の北海道を68得点に抑えてみせた。続く2戦目も北海道から18個のターンオーバーを誘発して70得点しか許さなかったが、オフェンス面では得点源のエグゼビア・ギブソンが欠場した影響が大きく、わずか53得点。ディフェンスでは早くも成果を見せたが、オフェンスにはまだ課題が多そうだ。

 その大阪と今節戦うのは、昇格組のライジングゼファー福岡。開幕節の栃木ブレックス戦は、1戦目の第1クォーターで11点リードを奪ったが、第2クォーターにすぐさま逆転されるとその後も劣勢を挽回できず、12点差の敗戦。2戦目も、デクスター・ピットマンの20得点などで粘りは見せたものの、ターンオーバーの多さが響いて9点差で屈した。B1の壁にはね返された格好だが、1戦目は25アシスト、2戦目は24アシストと、ディフェンス力のある栃木に対してオフェンスはある程度通用した。今後に向けて、十分戦える手応えも得られたはずだ。

 西地区同士とあって互いに負けられない戦いとなるこのカード、Bリーグでは今回が初顔合わせとなる。大阪には昨季福岡でプレーしたファイ・パプ月瑠が在籍し、敵地に乗りこむ福岡も波多野和也城宝匡史の2人が元・大阪だ。古巣に立ち向かう3人の姿は、このカードの注目ポイントの1つと言っていい。

 もう1点、抑えておきたいのは外国籍選手。3人の外国籍選手を抱える福岡だが、開幕節は2戦ともピットマンとエリック・ジェイコブセンがベンチ登録された。この組み合わせを変え、216センチというサイズを持つベンジャミン・ローソンを入れてくるかどうかという点も気になるところだ。

■ロースター
・大阪(ヘッドコーチ:穂坂健祐)
今野翔太
長野誠史(NEW)
藤高宗一郎
ファイ・パプ月瑠(NEW)
根来新之助
木下博之
合田怜
エグゼビア・ギブソン
熊谷尚也
畠山俊樹(NEW)
ジョシュ・ハレルソン(NEW)

・福岡(ヘッドコーチ:河合竜児)
遥天翼(NEW)
山下泰弘
小林大祐
薦田拓也
波多野和也(NEW)
エリック・ジェイコブセン
津山尚大(NEW)
青木ブレイク(NEW)
ベンジャミン・ローソン(NEW)
石谷聡
城宝匡史(NEW)
加納誠也
デクスター・ピットマン(NEW)

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