2018.10.17

“攻撃的な”ディフェンスで存在感を見せるレバンガ北海道。千葉ジェッツはそれを攻略できるか!?

バスケットボールキング編集部。これまで主に中学、高校、女子日本代表をカバーしてきた。また、どういうわけかあまり人が行かない土地での取材も多く、氷点下10度を下回るモンゴルを経験。Twitterのアカウントは @m_irie3

レバンガ北海道vs千葉ジェッツ(@北海きたえーる)
10月17日19時5分~

 ホームで迎えた開幕節にまさかの連敗を喫した千葉ジェッツは、その翌週もホームに三遠ネオフェニックスを招いて試合を行った。川崎との開幕戦で苦しんだシュートは、三遠との第1戦でもシュート成功率が上がる兆しが見えなかったが、それを救ったのはディフェンスだった。三遠にリードを許した千葉は粘り強いディフェンスで点差を広げられることを抑えると、最終クォーター、マイケル・パーカーがミスマッチを突いて連続得点をあげて逆転に成功。その後はじりじりとリードを広げてゲームセット。何とか今シーズンの初勝利をあげた。産みの苦しみを味わった千葉だったが、続く第2戦にも勝利し、勝ち星を2勝2敗のタイに戻した。

 対するレバンガ北海道は第1節の大阪エヴェッサ、第2節のサンロッカーズ渋谷とともに1勝1敗と星を分け合い、通算で2勝2敗の成績だ。ブラジル代表を率いた経験を持つジェゼ・ネトヘッドコーチの下、動きの激しい“攻撃的な”ディフェンスを武器に強豪ひしめく東地区で存在感を見せている。司令塔の多嶋朝飛がゲームをコントロールし、1試合平均24.5得点とリーグ4位の成績を残すマーク・トラソリーニが今シーズンも広いシュートレンジから積極的にゴールを狙う。さらに新加入のデイビッド・ドブラスがゴール下でオフェンスの起点を作り、リバウンドでもチームに貢献する。

 同じ東地区同士の対戦、さらに互いに2勝2敗の五分の成績だけに、1試合のみの水曜日開催は確実に勝利を奪いたいところ。ポイントとなるのは、北海道の繰り出すオフェンスを千葉が攻略できるかどうかだろう。ただし、北海道がディフェンスからリズムをつかめば勝機は十分ある。

 また、北海道の外国籍選手2人、トラソリーニとドブラスがともに206センチとサイズがあるだけに、千葉は3人の外国籍選手の誰を起用するかも気になる点だ。高さで対抗するのならギャビン・エドワーズジョシュ・ダンカンのコンビが予想される。ゴール下のリバウンド争いにも注目だ。

文=入江美紀雄

■ロースター
・北海道(ヘッドコーチ:ジョゼ・ネト)
溝口秀人(NEW)
関野剛平
山本柊輔(NEW)
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン(NEW)
桜井良太
デイビッド・ドブラス(NEW)
マーク・トラソリーニ
川邉亮平
野口大介
松島良豪

・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン(NEW)
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩(NEW)
トレイ・ジョーンズ(NEW)
大宮宏正(NEW)
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭(NEW)
ギャビン・エドワーズ(NEW)
石井講祐
原修太
小野龍猛

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