同じ相手に連敗は許されないレバンガ北海道。千葉ジェッツとの司令塔対決にも注目

千葉ジェッツvsレバンガ北海道(@船橋アリーナ)
10月24日19時05分~

 先週、レバンガ北海道のホームで行われた北海道対千葉ジェッツが、今週は千葉のホームで再戦が組まれている。前回の対戦では千葉の良さばかり目立つ結果になった。最終スコアは93-63と、実に30点もの大差をつけて千葉が勝利。マイケル・パーカーが30得点16リバウンドの“ダブルダブル”を達成すれば、ジョシュ・ダンカンが21得点、ギャビン・エドワーズが12得点の2ケタ得点、ポイントゲッターにパスを供給したポイントガードの富樫勇樹が8アシスト、西村文男が4アシストと、スタッツ上でもその猛攻ぶりが見て取れる。このように得点が増えれば、同時に相手にもオフェンスチャンスが多くなるものだが、その中で北海道の得点を60点台に抑えたことも、千葉にとっては好材料の1つとなっている。

 一方の北海道だが、大敗のショックを振り払うように、翌節の栃木ブレックス戦では持ち前の攻撃的なディフェンスが復帰。特に1試合目には試合の終盤、多嶋朝飛からのマーク・トラソリーニへのアリーウープパス、そして最後は多嶋のレイアップが決まって逆転で勝利をものにした。続く第2戦は、ホームで連敗の許されない栃木が初戦をさらに上回る価値への執念を見せて北海道を破ったものの、この試合でも北海道のディフェンスが機能。攻撃では多嶋のリードでトラソリーニ、デイビッド・ドブラスが得点を量産。さらに折茂武彦の得点ペースも上がってきており、そう簡単には千葉の軍門には下らないと思われる。

 今回の対戦で注目したいのは千葉の富樫、西村、北海道の多嶋のガード陣がどれだけゲームをコントロールできるかだ。千葉はディフェンスからアップテンポのオフェンスを狙いたい。対する北海道は速攻を混ぜながらも、ハーフコートのオフェンスで確実に得点を積み重ねていきたいところだ。ちなみに北海道は2週連続で水曜日に千葉、週末に栃木という東地区の強豪チームとの対戦が続き、シーズン序盤ながら正念場を迎えているとも言えるだろう。

文=入江美紀雄

■ロースター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン(NEW)
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩(NEW)
トレイ・ジョーンズ(NEW)
大宮宏正(NEW)
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭(NEW)
ギャビン・エドワーズ
石井講祐
原修太
小野龍猛

・北海道(ヘッドコーチ:ジョゼ・ネト)
溝口秀人(NEW)
関野剛平
山本柊輔(NEW)
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン(NEW)
桜井良太
デイビッド・ドブラス(NEW)
マーク・トラソリーニ
川邉亮平
野口大介
松島良豪

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