2018.11.03

新戦力獲得の横浜ビー・コルセアーズ、ディフェンスの使い分けがポイント

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

横浜ビー・コルセアーズvs新潟アルビレックスBB(@横浜国際プール)
第1戦:11月3日18時05分~、第2戦:11月4日14時05分~

 前節はサンロッカーズ渋谷を相手に1勝1敗。開幕5連敗から3勝7敗まで持ち直した横浜ビー・コルセアーズは、11月の9試合中7試合を横浜国際プールで戦う。リーグ上位の観客動員を誇るホームアリーナで、浮上への狼煙を上げることができるか。

 SR渋谷戦は1戦目で勝利。前半は6点ビハインドで折り返したが、ディフェンスをゾーンからマンツーマンに切り替えた第3クォーターは失点を12点に抑え、この10分間だけで12得点を挙げたジャボン・マックレアの活躍で逆転。第4クォーターは一時再びリードを許したものの、川村卓也らが得点を重ねてリードを奪い返した。2戦目も細谷将司が得点を量産して前半に15点をリードしたが、第3クォーターで6得点とオフェンスが失速。ディフェンスも攻略されて逆転負けを喫した。1戦目に32本打ったフリースローを7本しか打っていないのも敗因だ。

 今節は、第5節で相まみえた新潟アルビレックスBBを再びホームに迎え撃つ。その新潟は前節の三遠ネオフェニックス戦でやはり1勝1敗。ラモント・ハミルトンを欠きながらも、1戦目は得点力不足に悩む三遠を54得点に封じ、23点差の快勝。渡辺竜之佑が10得点9リバウンドと仕事人ぶりを披露した。しかし2戦目はその渡辺が負傷で欠場。立ちあがりで出遅れるとそのまま引き離され、91失点での完敗となった。

 前回の対戦では、オンザコート1の新潟が横浜のゾーンを破壊して88得点。ただ、得点面で苦しむSR渋谷が相手だったとはいえ、横浜はマンツーマンに活路を見出しつつある。横浜のディフェンスの使い分けが、今回のポイントの1つであることは間違いない。また、チャールズ・ガルシアに代えて獲得したプリンス・イベの出場があるかどうかも注目ポイントだ。イベの起用がダバンテ・ガードナー対策の有効な一手となれば、新潟としても試合運びが難しくなる。トーマス・ウィスマンヘッドコーチが講じる策に要注目だ。

文=吉川哲彦

■ロースター
・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
細谷将司
川村卓也
高島一貴
湊谷安玲久司朱
中村太地(NEW/特別指定選手契約)
橋本尚明(NEW)
アマンゼ・エゲケゼ(NEW)
ハンター・コート(NEW)
ジャボン・マックレア(NEW)
田渡凌
竹田謙
エドワード・モリス(NEW)
プリンス・イベ(NEW)
小原翼(NEW)

・新潟(ヘッドコーチ:庄司和広)
山口祐希(NEW)
柏木真介(NEW)
五十嵐圭
鵜澤潤
石井峻平(NEW)
渡辺竜之佑(NEW)
森井健太
上江田勇樹(NEW)
池田雄一
ラモント・ハミルトン
ダバンテ・ガードナー

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