2018.11.09

破壊力ある名古屋ダイヤモンドドルフィンズの攻撃を、秋田ノーザンハピネッツのチームDFが抑えられるか

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名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs秋田ノーザンハピネッツ(@ドルフィンズアリーナ)
第1戦:11月10日14時5分、第2戦:11月11日14時5分

 11勝2敗でついに西地区1位に立った名古屋ダイヤモンドドルフィンズが、ホームに秋田ノーザンハピネッツを迎えて対戦する。名古屋Dは何と言ってもオフェンスが好調だ。特にマーキース・カミングスが1試合平均23.4得点とチーム唯一の20点台をキープ。そして特筆すべきは安藤周人。1試合平均14.4得点はチーム3位だが、3ポイントの成功数が43本と断トツの1位。しかも成功率が49.4パーセントと高アベレージを誇っており、チームの得点源の1人として、その地位を確固なものにしていると言えるだろう。

 対する秋田は3連勝のあと6連敗となかなか浮上のきっかけをつかめないでいる。1シーズンでB1復帰を果たした原動力となったディフェンスがここに来て瓦解しているのも心配な点だ。6連敗中の1試合平均失点は91点、ついに前節のアルバルク東京戦では100点を献上してしまった。その試合の後、秋田のジョゼップ・クラロス・カナルスヘッドコーチは、戦う以前の問題を指摘。「ハートを前面に出すとか情熱を表現するというのがチームで足りていません」と試合を振り返った。

 オフェンスの名古屋D、ディフェンスの秋田と対照的なプレースタイルを持つチーム同士の対戦だけに、そのスタイルを発揮できたチームが勝利をものにする。名古屋Dは司令塔の笹山貴哉が、復帰後プレータイムを伸ばしているだけに、オフェンスのバリエーションが多くなることは必至。それに対して秋田は組織で守らなければ、名古屋Dの破壊力のある攻撃力を抑えられないはずだ。

 ちなみにこの2チームの対戦は1週間前に、秋田のホームで行われ、97-83、84-68で名古屋Dが連勝。名古屋Dは勝ち星を重ねて、西地区1位のポジションを確実なものにしたいはず。反対に秋田は浮上のきっかけをつかめる内容あるプレーぶりが期待される。

文=入江美紀雄

■ロースター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
マーキース・カミングス
満田丈太郎
菊池真人
張本天傑
安藤周人
中東泰斗
笠井康平
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
クレイグ・ブラッキンズ

・秋田(ヘッドコーチ:ジョゼップ・クラロス・カナルス)
野本建吾
下山大地
白濱僚祐
成田正弘
下山貴裕
中山拓哉
保岡龍斗
ニカ・ウィリアムス
俊野達彦
小野寺祥太
ジャスティン・キーナン
カディーム・コールビー
谷口大智

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