2018.11.15

アルバルク東京、100%AIロボシューター『CUE2』を初公開! 初代から進化したポイントとは?

『CUE2』(中央)と開発担当の未来創生センターの方々[写真]=小沼克年
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AIバスケットボールロボット「CUE」が進化!

 
 アルバルク東京は11月15日、狙ったシュートは外さないAIバスケットボールロボット『CUE2(キューツー)』の事前お披露目会を都内で実施した。

 CUE2は、昨シーズンの2月27日にA東京加入が発表された『CUE(キュー)』の進化版。では、一体どこが進化したのか――。

 14日時点でクラブの公式HPにて発表されているそれぞれのプロフィールはこうだ。

■CUE(キュー)
背番号:70
ポジション:SG(シューティングガード)
身長:190センチ
特徴:狙ったシュートは100%外さない(ペイント内)

■CUE2(キュー)※8月7日発表のリリースでは「CUE」と表記
背番号:92 ※CUE 2代目ということで背番号は92(キューツー)に変更
ポジション:SG(シューティングガード)
身長:190センチ
特徴:狙ったシュートは100%外さない(シュートエリアは?)

 上記を見て気になる点は、「特徴」のシュートエリアだろう。15日、メディア向けに行われた事前お披露目会で進化のポイントが明らかになったので紹介しよう。

開発担当の野見知弘氏[写真]=小沼克年

 進化のポイントは主に2つ。シュートの距離と「二足自立」だ。初代CUEは台座の上に乗っていたが、2代目はしっかりと2本足で自立している。これは開発担当の野見知弘氏(未来創生センターおよびT-フロンティア部)によると、今まで中に入りきらなかったモーターを下の土台に入れていたが、モーターをより小型化したことで実現したという。また、身長も190センチから204センチに伸びている。

 シュートエリアはこれまでペイント内に限られていたが、3ポイントシュートまで打てるようになった。距離で表すと約4メートルから7メートルまでのシュートが可能となり、「距離や角度によってシュートを変えています。(内蔵)カメラがゴール版を認識しまして、それによって自分の向きを判断して正対するように向きを変えます。そして、今どれくらいの距離にいるんだということを判断して、それに応じた投げ方をするというような形で実装しています」(野見氏)とのこと。

一般公開は24日のホームゲーム

身長は190センチから204センチまで伸びた[写真]=小沼克年

 改めてCUE2のプロフィールを整理すると、以下のようになる。

■CUE2(キュー)
背番号:92 
ポジション:SG(シューティングガード)
身長:204センチ
特徴:狙ったシュートは100%外さない(ペイント内から3ポイントラインまで)

 しかし、CUE2は「まだまだ調整段階」(野見氏)。現時点では100パーセントの確率でシュートを決めることができておらず、野見氏は「24日には100パーセントに近いかたちでお見せしたい」と述べた。

ファンの前では3ポイントを決められるか[写真]=小沼克年

 CUE2は24日にアリーナ立川立飛で行われるB1リーグ第11節第2戦で一般公開される。当日はA東京vs京都ハンナリーズの試合と進化したAIシューターを見に、ぜひ会場へ足を運んでほしい。

写真・文=小沼克年

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