2018.11.16

長谷川智伸と鹿野洵生は古巣との対戦、三遠ネオフェニックスは今季初の同一カード連勝なるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

三遠ネオフェニックスvs滋賀レイクスターズ(@豊橋市総合体育館)
第1戦:11月17日14時5分、第2戦:11月18日14時5分

 第6節と第7節を1勝1敗で終えた三遠ネオフェニックスは、平日開催の第8節を挟んだ第9節の京都ハンナリーズ戦も1勝1敗。ここ5試合は白星と黒星が交互に並び、なかなか上昇ムードに乗ることができない。滋賀レイクスターズを迎える今節で浮上のきっかけをつかむことができるか。

 京都との1戦目は第3クォーターの28失点が大きなダメージとなったが、その半分は京都に移籍したばかりのシャキール・モリスに献上したもの。トータルでも20得点を許し、短期間とはいえ少し前までチームメートだった選手を止められなかったのは悔やまれる。ただ、2戦目は京都を65得点に抑えての勝利。29アシストとオフェンスも機能した良い内容だった。

 一方、栃木ブレックスからの白星で11月を幸先良くスタートしながら、その後は前節まで4連敗。富山グラウジーズとの1戦目は第3クォーター終了時点で10点リードしたが、第4クォーターに34失点。狩野祐介の31得点、伊藤大司の11アシストの活躍も勝利に結びつかなかった。2戦目も前半のビハインドを第3クォーターにひっくり返しながら第4クォーターに31失点と、勝負どころでディフェンスの踏ん張りがきかなかった。

 今季まだ連勝が1度しかない三遠。今節連勝すれば、いずれも今季初の3連勝と同一カード連勝を果たすことになる。そのポイントになるのはリバウンド。トータルでリーグ6位、ディフェンスリバウンドに限れば同1位だが、対する滋賀がオフェンスリバウンドで同3位。外国籍選手や太田敦也だけでなく、前節リバウンドへの意欲が見られた川嶋勇人岡田慎吾も引き続きリバウンドに飛びこみ、滋賀にセカンドチャンスを与えないことが重要だ。

 もう1点注目したいのは長谷川智伸鹿野洵生。今季スターターに定着しきれていない両者にとって、昨季まで在籍した古巣との対戦は転機にしたいところ。彼らの発奮も、勝敗の行方に大きく影響するはずだ。

文=吉川哲彦

■ロースター
・三遠(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
ジョシュ・チルドレス
ロバート・ドジャー
寺園脩斗
川嶋勇人
長谷川智伸
渡邊翔太
太田敦也
岡田慎吾
ダシルバヒサシ
鈴木達也
菅野翔太
ウィリアム・マクドナルド
田渡修人

・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
西裕太郎
二ノ宮康平
紺野ニズベット翔
樋口大倫
高橋耕陽
荒尾岳
ガニ・ラワル
狩野祐介
伊藤大司
ディオール・フィッシャー
鹿野洵生

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