アジアデフバスケクラブ杯…初出場の誠familyが金メダルを獲得、決勝戦で地元メルボルンに快勝

初出場で初優勝を飾った誠family[写真]=NPO法人one-s future

 11月20日から25日の期間、オーストラリア・メルボルンにてデフバスケットボールの「第4回 2018 DIBF アジア太平洋クラブカップ」が行われ、日本から出場した誠familyが初優勝を成し遂げた。

 デフバスケとは聴覚障がい者同士によるバスケットバスケットボール競技を指し、同大会はオーストラリアや香港、中国などから計10チームが参加した。予選リーグではシドニー、チャイニーズ・タイペイ、香港と同組となった日本。SYDNEY COYOTES(シドニー・コヨーテズ)との初戦を84-69で制すると、第2戦、第3戦も勝利を収めて決勝トーナメントへ進出した。準決勝では同じく日本から参加したEMPERORS(エンペラーズ)との対戦となったが、試合は105-54で圧勝し、決勝戦へ駒を進めた。

決勝戦では果敢にリングへアタック[写真]=NPO法人one-s future

 決勝戦は大会3連覇中の地元・MELBOURNE CITY(メルボルンシティー)と激突。身長や体格差で勝る相手に対し、誠familyは3ポイントシュートだけにならず、果敢にリングへアタックを仕掛ける。すると、ファウルを誘ってファウルトラブルへ追いこむことに成功。その結果、最終スコア92-70の大差で勝利を収め、初出場ながら金メダルを獲得した。

MVPに輝いた津屋一球とコーチを務める上田頼飛氏[写真]=NPO法人one-s future

 なお、大会MVPに津屋一球、ベスト5には早川倫夫が選出。EMPERORSは3位決定戦で敗れ、惜しくもメダル獲得を逃した。

情報提供=上田頼飛氏(誠familyバスケットボールチーム代表)
写真=NPO法人one-s future

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