2018.12.03

コラム<折茂武彦のティップオフ>スタイル継承と転換に難しさ

シュートを決める折茂武彦[写真]=藤井泰生(北海道新聞)
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

■シンプルにやろうとするあまり、スペースをうまく使えず
 今季ここまでの結果を見ていただければ分かる通り、レバンガ北海道の新しいスタイルのバスケットボールが、うまくはまっていません。

 突出した選手がいないレバンガはこれまで、誰かに頼りきらず、ボールをシェアして相手とのズレをつくり点を取るチームでしたが、今季はシンプルにやろうとするあまり、ガードと外国籍選手だけで何とかしようとしてスペースをうまく使えていません。以前の形に近づけることも含めて努力はしているものの、思うような展開になっていないのが現状です。5年間続けてきたやり方を継承しつつ転換する難しさを実感しています。

 シーズンの約3分の1を消化し、チャンピオンシップ進出どころか、このままでは残留争いです。Bリーグ1部で戦い続けることはクラブ経営の大前提。まだ本拠地で1勝しかできておらず、観客動員への影響も心配です。勝ち試合を見せるための準備をしていきます。

 来季のオールスター戦が北海きたえーるで開かれることが決まりました。たくさんの人が北海道を訪れ、胆振東部地震の復興支援になることを期待しています。

 開催地を決めた13日のBリーグ理事会では、いち選手として「最後のオールスターを地元で開催させてください」とプレゼンしました。しかし、18日の川崎戦では、Bリーグ3季目で初めての出場なし。けがや痛みを抱えているわけでもなく、実力不足として受け入れるしかありません。戦力であり続けることがプロの責任です。50歳を迎える年でのオールスター出場を現実にするためには、クリアしなければいけないことがいっぱいあると考えています。(運営会社代表、選手)

2018年11月28日 北海道新聞掲載