2019.01.07

レバンガ折茂武彦選手、10000得点達成おめでとうございます! 心境と今後の目標は

通算1万点を決めた瞬間、目を潤ませながら天を指さす折茂武彦[写真]=伊丹恒(北海道新聞)
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

■トップリーグ26シーズン目
【第18節第2日 1月5日、ウィングアリーナ刈谷】
 レジェンドが1万得点達成! レバンガ北海道のSG折茂武彦(48)が、シーホース三河戦の第4Qにミドルからのきれいなジャンプシュートを決め、トップリーグ26シーズン目で通算1万得点を達成した。1万得点は史上3人目、日本出身選手としては初の快挙。試合は三河に59―69で敗れた。

 大台まで6得点で迎えたこの日。第2、3Qにジャンプシュートを1本ずつ沈め、最終の第4Q。残り5分、前日から厳しいマークにあっていた折茂が、相手陣内に素早く走り込んで体を翻してパスを受けると、難なくシュートを決めた。その瞬間、会場内の4面ビジョンに「10000得点おめでとう」の画面が映し出されると、大きな拍手が沸き起こり、敵味方なくファン2834人全員が偉業を祝った。

■決めた瞬間、天国の母に
「天国の母にささげる1万点です」。メモリアルゴール達成の瞬間、折茂が天に向けて人差し指を立てた。昨年6月、母・豊子さん(享年73)が亡くなった。北海道に来る前、折茂が36歳の時、「もう見苦しい姿をさらすな」と言われていて、それをずっと気にしていた。だが、昨年会った時は「よく頑張っているね」とねぎらいの言葉をかけられた。「若手と同じくらい体が動くのに辞める理由がない」と現役を続けてきた折茂にとって、その母の言葉が何よりうれしかった。

 9000点を達成した時は「まさか1万点のことは考えていなかった」と言うが、毎年若手と同じメニューをこなし、一年一年トップリーグで貢献してきた。「正直、48歳にあんなにマークをつけることないんじゃない?って思います」。今年も自分が他チームの脅威であり続ける実感が、ゲームへのモチベーションを高めている。

 この日はアウェーながら試合後、折茂のためにセレモニーの場を設けてくれた。「レバンガファンはもちろん、三河の方々も温かく祝福してくれて感謝しかないです」と感慨深げに話した。今後についても「次からもこれまで同様、勝利に貢献することを考えてやります」。B1残留へ向けて今後もレジェンドがチームを支える。

チームメイトに祝福される折茂(中央)[写真]=藤井泰生(北海道新聞)

折茂武彦選手インタビュー
―達成した心境は
「本来であればホームで達成したかったが、たくさんの方が来てくれて達成できたことをうれしく思う」

―今後の目標は
「特にない。ある意味、納得できるところまできた。プロ選手としてしっかり結果を残していけたら」

―48歳まで続けられている理由
「結果を出せなくなればプロではない。全盛期と比べて難しくなっているが、流れを変える得点とかまだ貢献できると思っている」

―最初のゴールは覚えているか
「全然覚えていない。多分1万点がどんなシュートだったかも忘れる」

―印象深い得点は
「ない。僕にとってはフリースローだろうが3点シュートだろうが点は点。どんな汚いシュートでも関係ない」

―Bリーグの理事やチームの運営会社代表を兼任している
「やらないといけないことも多い。自分の時間や体を休める時間はなかなかないが、慣れてきている。自分の中でしっかり切り替えができている」

■内海知秀HCインタビュー
「(折茂が)大学生の頃から知っていて、今回、自分がHCとして偉業に関われたのがうれしかった。(厳しい)勝負の中で取ったもので、勝負に対する気持ちが1万点につながった。さすがだなぁと思います」

文・小野倉義(道新スポーツ)
2019年1月6日 道新スポーツ掲載

■関連リンク
【動画】通算1万得点へあと171点 レバンガ北海道折茂武彦「しっかりと達成したい」
https://basketballking.jp/news/japan/b1/20180822/90457.html

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