1月19日、Bリーグ発足後3回目となるオールスターゲーム「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019」が富山市総合体育館で行われた。
アルバルク東京のルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチが指揮を執るB.BLACKは、馬場雄大、田中大貴(ともにA東京)、並里成(琉球ゴールデンキングス)、川村卓也(横浜ビー・コルセアーズ)、ジェフ・ギブス(栃木ブレックス)の5名が先発。大野篤史HC(千葉ジェッツ)率いるB.WHITEは、富樫勇樹(千葉)、篠山竜青、ニック・ファジーカス(ともに川崎ブレイブサンダース)、金丸晃輔(シーホース三河)、大塚裕土(富山グラウジーズ)がスターティングファイブに名を連ね、2年連続の勝利を狙った。
今回のオールスターはギブスのダンクシュートでスタートした。B.WHITEはキャプテンの金丸が3ポイントで先制点をマーク。B.BLACKはギブスがこの10分間で3本のダンク、富山出身の馬場もダンクを含む7得点を挙げた。一時13点差をつけられたB.WHITEだったが、途中出場のギャビン・エドワーズ(千葉)、張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)の得点で盛り返し、31-33で次の10分間へ。
第2クォーター、B.BLACKは川村、ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)、田中の3ポイントでリードを保つ。対するB.WHITEは宇都直輝と水戸健史の“富山コンビ”による得点も生まれ、終盤に同点に追いつく。しかし、ベンドラメがブザービーターを沈めて、62-65のB.BLACKリードで試合を折り返した。
第3クォーターに入ると、立ちあがりから大塚が次々とアウトサイドから得点を挙げてファンを沸かせ、同クォーターだけで6本の3ポイントを含む計20得点。B.BLACKはロバート・サクレ(SR渋谷)が12得点を記録したが、第3クォーター終了時点で102-96とB.WHITEが逆転に成功した。
最後の10分間は、B.WHITEのファジーカス、桜井良太(レバンガ北海道)を中心に引き続きハイスコアゲームが繰り広げられる。第4クォーターは40-34というスコアとなり、両チームをとおして26本のダンク、計36本の3ポイントが飛び交った夢の祭典は、142-130でB.WHITEに軍配が上がった。
なお、ファンによるSNS投票の結果、第3クォーターで大暴れした大塚がMVPを獲得。2020年のBリーグオールスターは、北海道で開催される。
【試合結果】
B.BLACK 130-142 B.WHITE(@富山市総合体育館)
B.BLACK|33|32|31|34|=130
B.WHITE|31|31|40|40|=142