2019.01.25

一昨季の残留PO以来となる顔合わせ、勝敗を分けるポイントはリバウンドとフリースロー

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

秋田ノーザンハピネッツvs横浜ビー・コルセアーズ(@CNAアリーナ★あきた)
第1戦:1月26日14時5分、第2戦:1月27日14時5分

 年が明けてから3連敗中だった秋田ノーザンハピネッツが、レバンガ北海道を下して連敗ストップ。同日にサンロッカーズ渋谷が敗れて勝ち星の差は2に縮まり、今節連勝すれば一気に東地区4位に順位を上げる可能性も出てくる。着実に白星を積みあげて可能性を広げたいところだが、今節の相手はBリーグ初年度の一昨季に残留プレーオフで激突し、苦汁を味わわされた横浜ビー・コルセアーズだ。

 北海道戦は第2クォーターにターンオーバーを連発して逆転されたが、第3クォーターにディフェンスで踏ん張り、第4クォーターの追撃もかわしきった。谷口大智が今季2度目の2ケタとなる11得点を挙げたほか、成田正弘白濱僚祐の働きも目を引いた。特別指定選手ながら早くも3度目のスターター出場となった長谷川暢も、10分に満たない出場時間で2スティールを記録している。

 対する横浜は川崎ブレイブサンダースにまたしても勝てず、”神奈川ダービー”は通算13連敗。しかし、立ちあがりで先手を取り、突き放されてからも追いすがって点差を詰めるなど、圧倒されることも多かった過去の対戦と比べると良い内容だったことも確かだ。エドワード・モリスが実に30試合ぶりに得点を2ケタに乗せたことも好材料。ただ、ブランドン・コストナーが負傷してしまったことは気がかりだ。

 一昨季の残留プレーオフ以来の対戦となるこの顔合わせ、勝敗を分けるポイントになりそうなのはリバウンドとフリースローだ。秋田はターンオーバーとファウル数がリーグ最多の一方で、オフェンスリバウンドと被ファウル数でリーグ1位。横浜はディフェンスリバウンドがリーグで2番目に少なく、前節も川崎に14本のオフェンスリバウンドを許している。フリースロー成功率も同じくリーグで2番目に低く、秋田の術中にはまらないよう注意を払いたい。リバウンドは計算できるが、ファウルトラブルとフリースローの精度に悩むプリンス・イベがキーマンだ。

文=吉川哲彦

■ロースター
・秋田(ヘッドコーチ:ジョゼップ・クラロス・カナルス)
野本建吾
下山大地
白濱僚祐
成田正弘
下山貴裕
中山拓哉
ドワイト・コールビー
保岡龍斗
小野寺祥太
ジャスティン・キーナン
カディーム・コールビー
谷口大智
長谷川暢

・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
細谷将司
川村卓也
高島一貴
湊谷安玲久司朱
中村太地
橋本尚明
ハンター・コート
田渡凌
竹田謙
エドワード・モリス
プリンス・イベ
小原翼
アーサー・スティーブンソン
ブランドン・コストナー

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