2019.02.02

サンロッカーズ渋谷は得意のホームで白星を伸ばせるか、外国籍選手のマッチアップに注目

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

サンロッカーズ渋谷vs秋田ノーザンハピネッツ(@青山学院記念館)
第1戦:2月2日18時5分、第2戦:2月3日14時5分

 第7節以来となる千葉ジェッツ戦に臨んだサンロッカーズ渋谷。前回の対戦では2戦とも1ケタ点差、特に2戦目は延長の末に2点及ばず涙を飲む惜しい結果だったが、約3カ月ぶりの対戦は3度目の正直どころか35点差という屈辱の大敗に終わった。第1クォーターから16点ものリードを許しただけでなく、得点がすべてのクォーターで千葉を下回る一方的な展開。特別指定選手の盛實海翔が5試合目の出場で最長となる21分15秒の間コートに立ち、13得点とそのポテンシャルを見せつけたことが唯一の光明だった。1月はホームで3戦全勝、アウェーで4戦全敗と今季の内弁慶ぶりがさらに顕著に出てしまった格好。2月に入り、まず今節は得意のホームゲームをしっかり取っておきたい。

 その相手である秋田ノーザンハピネッツも前節は栃木ブレックスという上位チームとの対戦だったが、こちらは第4クォーター途中の14点差を最終的に4点差まで詰める健闘を見せた。ここにきて再び出場時間が増えつつある成田正弘は、今季最長の27分27秒に出場して第2節以来の2ケタとなる12得点。今後の成長に期待を抱かせた。

 現時点での両者の勝ち星の差は。SR渋谷としてはその差を5まで開くチャンスであると同時に、連敗すれば1勝差まで迫られてしまう危機でもある。順位ではSR渋谷が上に立っているが、今季の過去2度の対戦はいずれも秋田が勝利。1度目の対戦はロースコアで5点差の接戦だったが、2度目の対戦は秋田が93得点を叩きだし、20点差をつけている。SR渋谷はまずディフェンスで、2試合とも25得点を浴びているジャスティン・キーナンへの対策が必須となる。オフェンス面では、やはり2試合とも10得点と1試合平均得点の約半分にとどまっているライアン・ケリーの働きが重要だ。キーナンとのマッチアップの可能性も高いケリーは前節も10得点に終わっており、今節は発奮しなければならないはずだ。

文=吉川哲彦

■ロースター
・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
満原優樹
秋葉真司
清水太志郎
ファイサンバ
ロバート・サクレ
伊藤駿
ベンドラメ礼生
マーカリ・サンダース・フリソン
杉浦佑成
長谷川智也
広瀬健太
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔

・秋田(ヘッドコーチ:ジョゼップ・クラロス・カナルス)
野本建吾
下山大地
白濱僚祐
成田正弘
下山貴裕
中山拓哉
ドワイト・コールビー
保岡龍斗
小野寺祥太
ジャスティン・キーナン
カディーム・コールビー
谷口大智
長谷川暢

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