2019.03.23

過去2シーズンは大阪エヴェッサが4戦全勝、畠山俊樹が五十嵐圭をどう守るかに注目

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

大阪エヴェッサvs新潟アルビレックスBB(@おおきにアリーナ舞洲)
第1戦:3月23日18時5分、第2戦:3月24日14時5分

 中地区優勝の行方を占う川崎ブレイブサンダースとの直接対決で、新潟アルビレックスBBは先勝しながら2戦目を落とし、今季の対戦成績を1勝2敗とした。勝利した1戦目は第1クォーターで8点リードを奪うと、第2クォーター以降は詰め寄られた後に確実に取り返す展開で、最終的に11点差で退けた。しかし2戦目は第1クォーターで12点ビハインドと先手を取られ、その後は何度か点差を詰めながらもその都度突き放されるという前日と正反対の展開で9点差の敗戦。次節には再び川崎をホームに迎え、対戦成績を五分にするチャンスだ。今節アウェーで挑む大阪エヴェッサ戦は着実に白星を重ね、良いムードで次節を迎えたい。

 その新潟を迎え撃つ大阪エヴェッサは前節、地区は異なるものの勝率で並んでいた三遠ネオフェニックスと対戦。2戦とも出だしのつまずきを第2クォーターで挽回する展開で、1戦目は第4クォーターに34得点と爆発しての快勝した。3ポイントが13本成功と好調で、そのうち5本を決めたジョシュ・ハレルソンは第4クォーターだけで14得点を稼ぐなど計30得点19リバウンド。また、第18節以来17試合ぶりの出場となったエグゼビア・ギブソンも19得点5アシストと貢献した。しかし2戦目は、第3クォーターで約4分無得点の間に14失点を浴びたのが致命傷となり、8点差で黒星。直接対決の得失点差で三遠を上回ったが、残留プレーオフ圏内の横浜ビー・コルセアーズに5つあった星の差を1つ詰められ、油断ならない状況だ。

 今季新潟は西地区を相手に10勝2敗と大きく勝ち越しているが、大阪戦は過去2シーズン4戦全敗と相性が悪い。その2シーズンを新潟で過ごした畠山俊樹も、好調の古巣に土をつけようと意気込むだろう。ディフェンス力のある畠山が五十嵐圭をどう守るかという点は要注目だ。そして新潟としては、柏木真介を筆頭に大阪への苦手意識を持たない移籍組の働きがカギになるだろう。

文=吉川哲彦

■ロースター
・大阪(ヘッドコーチ:穂坂健祐)
今野翔太
長野誠史
藤高宗一郎
ファイ・パプ月瑠
根来新之助
木下博之
合田怜
エグゼビア・ギブソン
佐々木隆成
熊谷尚也
畠山俊樹
ジョシュ・ハレルソン
吉井裕鷹
トレバー・ムバクウェ

・新潟(ヘッドコーチ:庄司和広)
山口祐希
柏木真介
五十嵐圭
髙橋浩平
鵜澤潤
石井峻平
渡辺竜之佑
森井健太
上江田勇樹
池田雄一
ラモント・ハミルトン
ダバンテ・ガードナー
アマンゼ・エゲケゼ

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