2019.04.06

1勝を確実にものにしたい名古屋ダイヤモンドドルフィンズと大阪エヴェッサ、安藤周人vs熊谷尚也のマッチアップに注目

バスケットボールキング編集部。これまで主に中学、高校、女子日本代表をカバーしてきた。また、どういうわけかあまり人が行かない土地での取材も多く、氷点下10度を下回るモンゴルを経験。Twitterのアカウントは @m_irie3

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs大阪エヴェッサ(@ドルフィンズアリーナ)
第1戦:4月6日16時5分、第2戦:4月7日15時5分

 「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」に向けてもう負けられない名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、ホームで大阪エヴェッサと対戦する。今節は同じ西地区同士の対戦だけに、名古屋Dにとっては確実に勝利を積み重ねたいところだ。

「JB」こと、ジャスティン・バーレルがチームに戻ってきたことで、試合運びに安定感が増しているのは事実だろう。連勝を期した第31節の京都ハンナリーズ戦は1勝1敗で終わったが、梶山信吾ヘッドコーチが「チームディフェンスを徹底することと、エナジーを出すこと」で大事な第2戦で勝利をもぎ取った。さらに前節では西地区1位の琉球ゴールデンキングスから勝利をもぎ取った。前半を27-27で試合を折り返した名古屋Dは、後半に入り激しいオフェンスの応酬から、第4クォーターにはディフェンスが機能して琉球の得点を抑え、的を絞らせない攻撃で24得点を記録し、最終スコア74-60で試合を制した。

 大阪の3月の成績は4勝8敗と、CSに向けてラストスパートしたかった状況ながら勝ち星を積みあげることができなかった。この間にエースの熊谷尚也がケガで戦線離脱を余儀なくされるなど、ベストメンバーに持ちこめなかったことも痛かった。しかし、4月に入り大阪はライジングゼファー福岡に77-61で勝利。この試合で熊谷は復帰後初となる2ケタ得点を奪取。ジョシュ・ハレルソンとともに両チーム最多タイ17点を挙げて勝利に貢献した。

 名古屋Dと大阪はここまで名古屋Dの4勝と大阪はまだ白星を挙げられていない。レギュラーシーズンは残り7試合、大阪にとってはCS進出の目はなくなったが、残留プレーオフに回らないよう確実に勝利をものにしたい。対する名古屋Dはもちろん勝利を挙げて、西地区2位の京都にプレッシャーをかけるだけでなく、ワイルドカード争いでも残る1枠を目指して2位圏内に入りたいところだ。

 この対戦で注目のマッチアップは名古屋Dの安藤周人と大阪の熊谷だろう。ともに運動能力の高い両名だけに、攻防にわたり激しいバトルを繰り広げるはず。前回の対戦では熊谷が欠場していただけに、熊谷の奮起に期待だ。

文=入江美紀雄

■ロースター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
中務敏宏
笹山貴哉
張本天傑
安藤周人
中東泰斗
ジャスティン・バーレル
クレイグ・ブラッキンズ
満田丈太郎
小林遥太
菊池真人
笠井康平
木下誠
ヒルトン・アームストロング

・大阪(ヘッドコーチ:穂坂健祐)
今野翔太
長野誠史
藤高宗一郎
ファイ・パプ月瑠
根来新之助
木下博之
合田怜
エグゼビア・ギブソン
佐々木隆成
熊谷尚也
畠山俊樹
ジョシュ・ハレルソン
吉井裕鷹
トレバー・ムバクウェ

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