2019.04.19

栃木ブレックスは内容にもこだわりたい、秋田ノーザンハピネッツは谷口大智と野本建吾がキーマン

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

■栃木ブレックスvs秋田ノーザンハピネッツ(@ブレックスアリーナ宇都宮)
第1戦:4月19日19時5分、第2戦:4月20日18時5分

 長いレギュラーシーズンも最終節を迎え、2度目のリーグ制覇を目指す栃木ブレックスは東地区2位が確定。「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」には4番目のシードで進み、川崎ブレイブサンダースと戦うことも決まった。2シーズン前のファイナルで激闘を繰り広げた川崎との対戦に備え、今節は結果だけでなく内容にもいつも以上にこだわりたい。

 前節のサンロッカーズ渋谷戦は、相手が駒不足だったこともあって試合運びとしては。2戦とも相手を60点台に抑え、2戦目に関しては99得点とオフェンスも十分な出来。レギュラーシーズン最後のアウェー戦を連勝で終え、26勝4敗で勝率はリーグ最高となった。そのアウェーに比べるとホームでは21勝7敗と勝率は下がるが、次週のCSにつなげる意味でも今節はブレックスアリーナ宇都宮が誇るホーム感で白星を勝ち取りたい。

 その相手、秋田ノーザンハピネッツレバンガ北海道に連勝してB1残留を決めた。第4クォーターに勝負を決めた1戦目の勢いで、2戦目は相手に44点しか与えず快勝。1戦目で21得点5アシストをマークした白濱僚祐はもちろんのこと、1戦目でオフェンス6本を含む9リバウンド、2戦目もオフェンス6本を含む11リバウンドをもぎ取った中山拓哉の献身も連勝の原動力であったことは間違いない。B1残留をクリアして迎える最終節、最後のミッションは今季0勝16敗と太刀打ちできていない東地区3強からの白星奪取だ。

 過去4試合、秋田はホームでは3点差、4点差と惜しい星を落としているが、アウェーでは2戦とも50点台とオフェンスが消沈。特に直近の第30節の対戦では45点もの大差でひねられてしまった。当然オフェンス面の改善が必要であり、ジャスティン・キーナンがその軸になるが、日本人選手も積極的に得点に絡まなければならない。特に、外国籍選手をベンチに下げる時に同時起用されることが増えた谷口大智野本建吾の働きが大きなカギになるだろう。

文=吉川哲彦

■ロースター
・栃木(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
比江島慎
遠藤祐亮
竹内公輔
アンドリュー・ネイミック
渡邉裕規
鵤誠司
橋本晃佑
ライアン・ロシター
栗原貴宏
山崎稜
喜多川修平
長島蓮

・秋田(ヘッドコーチ:ジョゼップ・クラロス・カナルス)
野本建吾
下山大地
白濱僚祐
成田正弘
下山貴裕
中山拓哉
ドワイト・コールビー
保岡龍斗
小野寺祥太
ジャスティン・キーナン
カディーム・コールビー
谷口大智
長谷川暢

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