2019.04.24

「感謝」の気持ちを持ってCSへ…栃木ブレックスの渡邉裕規「一戦必勝で戦いたい」

今季はレギュラーシーズン全60試合に出場した渡邉(右から2番目)[写真]=鳴神富一
1981年、北海道生まれ。「BOOST the GAME」というWEBメディアを運営しながら、スポーツジャーナリストとしてBリーグを中心に各メディアに執筆や解説を行いながら活動中。「日本のバスケの声をリアルに伝える」がモットー。

 4月20日の秋田ノーザンハピネッツ戦では苦しみながらも勝ちきって、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」への戦いに臨む形となった栃木ブレックス。昨シーズン途中に現役復帰をして、今季はレギュラーシーズン60試合のうち52試合をスタートから出場した渡邉裕規は、これからが本番ということを強調しながらも長いレギュラーシーズンを「感謝」という言葉を使いながら振り返ってくれた。

「僕自身、昨シーズン途中に現役復帰して偉そうにすぐに試合に出させていただいて。周りの方々はすごいなとかいろいろと言っていただけましたけど、僕としては本当にありがたいことでそれ以外の何物でもなかったです。今シーズンは健康で全試合出場するのが目標でした。スタメンで出させてもらいましたけど、そういう考えはシーズン当初は一切なかったので。本当に試合に絡めればという想いの段階で、途中からケガ人なども出たことでスタメンで出させてもらって。レギュラーシーズンだけ見れば全体1位を取れなかったのは悔しいですけど、いいシーズンだったなと思いますし、本当に感謝しないといけないシーズンだと感じています」

 チャンピオンシップ初戦の対戦相手は、過去から激しい戦いを繰り広げて来た川崎ブレイブサンダースである。Bリーグが開幕する前のラストシーズン、ホームで悔しい敗戦を喫した時の借りを返したいと強い思いを語りながら「レギュラーシーズンは参考になりますが、全く関係ないですね。川崎さんは勝負強いですし、もともと実績がありますから。実績のあるチームが勝ち方を知っているし、メンバーもそろっている中で急に出て来たチームではないので。いくらホームでの試合とは言え、一番警戒しなくてはいけないです」と相手を分析した。

王座奪還へは「一戦必勝」と意気込む[写真]=鳴神富一

 2度目の頂点に向けてのポイントをうかがうと、「一戦必勝ですね」と表現してこう続けた。「ファイナルがどうとかセミファイナルがホームじゃないとか、そんな事はファーストラウンドを勝たないとないわけですから。まずはホームでやれるという利を活かして、それをみんなが感じながら戦いたいです。みんなで勝ち取ったホーム開催権ですから、それは活かさないといけない。1分でも出るメンバーはその事を意識して、一戦必勝で戦いたいです。この残りの準備期間でどこまで自分たちをどこまで高められるかが勝負の分かれ目なので。やっぱり一度優勝したというプライドを持ってやらないといけない。まずは第1戦の立ちあがりからすべてを出せるようにしたいです」

 不安がありながらもプライドを持って頂点への道を突き進む事を誓った渡邉。栃木が2度目の頂点を獲得するためには、彼の強さが絶対的に必要だ。

写真・文=鳴神富一