2019.04.24

千葉ジェッツが悲願のリーグ優勝するために…エドワーズは最後までリバウンドを取って走り抜く

206センチながら速攻の先頭を走れるギャビン・エドワーズ[写真]=鳴神富一
1981年、北海道生まれ。「BOOST the GAME」というWEBメディアを運営しながら、スポーツジャーナリストとしてBリーグを中心に各メディアに執筆や解説を行いながら活動中。「日本のバスケの声をリアルに伝える」がモットー。

 今シーズンのギャビン・エドワーズはより進化を遂げたと言っても過言ではない。

 インサイドでの強さはもちろんのこと、チームメートを活かす効果的なアシスト、そして流れを変えるアウトサイドシュート。それ以上にトランジションオフェンスの際には、チームの誰よりも先頭を走って相手にダメージを与えるようなプレーを見せる。彼の存在が今シーズン、千葉ジェッツの好調を支えた要因の1つと言っていいだろう。

 4月21日に行われたサンロッカーズ渋谷戦では、計21得点11リバウンド4アシストと大車輪の活躍を見せたエドワーズ。後半にはマイケル・パーカーが背中越しに出したアリウープパスをダンクできず悔しがる場面もあった。その場面に関しては、日本語で「ごめんね」とコメントして会見場を和ませてくれた。あのシーンが確実に決まっていたら、今シーズンのベストプレーにノミネートされてもいいくらいのビッグプレーだった。

 彼に、全60試合中59試合に出場した今季のレギュラーシーズンをどう戦い抜いたのかを振り返ってもらった。「個人的にはプレーの一貫性のなさが出たりファウルトラブルの部分もあったりと、アップダウンがあったシーズンでした。でも、チームとしてはシーズン最高勝率という素晴らしい記録も残せましたし、その勝率を見たらどのようなチームだったかというのはわかるかと思います」と一定の満足を感じている様子だった。

今季のレギュラーシーズンは1試合平均13.8得点を記録[写真]=鳴神富一

 ここから始まる本当の戦いである「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」。その初戦は、昨シーズンまで一緒にプレーしていた阿部友和レオ・ライオンズがいる富山グラウジーズだ。「本当にチャンピオンシップを楽しみにしています。富山はとてもいいチームなので前回もいいゲームになったりし、今回もそうなると思っています。その部分も期待しながらがんばっていきたいですね。そして、チャンピオンシップを勝ち抜くためにはもちろんチームの強みとしてしっかりリバウンドを取って走るところがあるので。リバウンドとしっかりと走ること、その2つがチームとして集中してできれば大丈夫だと思います」と、ワクワク感を持ちながら戦っていきたいと抱負を述べてくれた。

 彼がリバウンドを取り、そのままコートを走り抜いてファストブレイクを決める場面がチャンピオンシップで何度も起これば、千葉が頂点に立つ確率が確実に近くであろう。悲願のチャンピオンに向けて、ギャビン・エドワーズという男が千葉ジェッツをけん引するはずだ。

写真・文=鳴神富一