富永啓生の海外挑戦が本格スタート「カリーみたいに努力して、最終的にはNBA選手に」

海外挑戦を前にNBA選手の空気を感じた富永啓生 [写真]=兼子愼一郎

 6月22日、都内で「2019 Under Armour Basketball Asia Tour」が開催され、イベントの一環としてステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)、三谷桂司朗(広島皆実高校3年)、富永啓生による対談が実現。同イベント後、富永が囲み取材に応じた。

 昨年のウインターカップで平均39.8得点を挙げ得点王に輝いた富永の目標は「NBA選手」。今夏からはNJCAA(全米短大体育協会)1部所属のレンジャー短大に進学予定で、八村塁が1巡目9位に選ばれたNBAドラフトを見て「自分もこの舞台に立ちたいと思った」と話す。

 来日したカリーとの練習、対談も行ったこの日、富永は「軽やかというか。柔らかいシュートで、早くて、あれはやっぱりどれだけ身長が大きくても止めれない」と驚きながらも、「こんなに間近で見たことがなかったので、やっぱり緊張したんですけど、どんどんどんどん楽しくなってきて、良い思い出になりました」と率直な感想を述べた。

 進学予定のレンジャー短大は、昨シーズン全米短大選手権で準優勝した強豪校。発表ではコンボガードと記されており、富永も「できれば2番でやりたいんですけど、1番だったら1番でしっかりボール運びできるようになって頑張っていきます」とプレーの幅を広げることも示した。また、課題として「フィジカルや能力の部分が1番大事だと思うので、しっかりトレーニングしてアメリカ人に負けないように頑張っていきたい」と話した。

 海外挑戦を控え、英語の勉強も進めているという富永。カリーとの練習、対談をとおし「やっぱりアメリカに行くことによって周りのレベルも高くなって、最初は通用するとは思わないんですけど、カリー選手みたいに日々努力して一歩一歩上達して、最終的にはNBA選手になれたらと思います」と決意が固まったようだ。

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