日清食品ホールディングス株式会社は7月22日、6月20日にグローバルスポンサー契約を締結した八村塁と都内で記者発表会を実施。今年のNBAドラフトで日本人史上初となる1巡目(全体9位)指名を受けた八村は、ワシントン・ウィザーズに入団後、国内初の会見に臨んだ。
100名を軽く超える報道陣の前に登場した八村は「八村塁です。よろしくお願いします」と、まずは笑顔で挨拶。会見には日清食品の宣伝部部長を務める米山慎一郎氏も登壇した。
「『食とスポーツは健康を支える両輪である』という理念のもと、世界に挑戦して戦っているチーム、選手を応援させて頂いています。八村選手は21歳という若さで、世界のトップに挑戦されている選手ということで、まさに我々の思いとピッタリとマッチする選手であります」(米山氏)
人生初となるスポンサー契約を結んだ八村は、「こういう機会を頂けて本当に感謝しています。僕も小さい頃から馴染みのあるカップヌードルをずっと食べてきて、今その会社と契約できたのはすごく光栄ですし、嬉しいことです」と素直な感想を述べた。学生時代から海外遠征の際は「(遠征先の)食が合わない時はカップヌードルを食べていました」という八村。一番好きな即席麺は『どん兵衛』だと明かしてくれた。
会見ではこの日から公開となったCMも披露され、「すごいカッコいい!」と自画自賛。また、日清は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルパートナーシップ契約も締結しており、八村はこの点についても言及した。「僕がバスケを始めた時くらいに、東京オリンピックの話が始まり、その時から僕がNBAに行くという夢とともに、オリンピックにも出たいという夢をずっと考えてやってきました。日清さんが東京オリンピックをサポートしてくれるという意味でも、契約できた事は本当に嬉しいですし、来年チャンスがあるので、日清さんとともに東京オリンピックを頑張っていけたらなと思います」。
会見の最後に今後の目標を問われると、「これからNBAシーズンが始まるんですが、その前にはワールドカップが中国であるのでまずはそれを頑張りたい」と、日本代表の一員として「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」に参加する意欲を見せた。
文=小沼克年