2019.08.11

元レバンガ北海道山本柊輔、来季はどこに行く? 【やまもん挑戦記①】

「やまもんトーーク」で語る山本柊輔 [写真]=北海道新聞 2019年6月
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 バスケ北海道で8月から、元レバンガ北海道のポイントガード山本柊輔選手のコラムが始まります。6月に開催したトークショー「やまもんトーーク」でのしゃべりで、「文章が上手いはず」と確信。今季は新たなステージに進むということもあり、コラムをお願いしたところ快諾してくださいました。月1回程度、皆さんに山本選手の声をお届けして行く予定です(バスケ北海道事務局)。

■25歳プロ4年目
 こんにちは。梅雨が明けた8月の本州の暑さに夏バテ発症間近の山本柊輔です。北海道で初めて食べて好きになった食べ物は、たちぽんです。

 静岡市出身の25歳。プロ4年目のバスケットボール選手です。昨シーズンまで、ポイントガードとして、B1レバンガ北海道でプレーしていました。そして、この度、バスケ北海道で筆を執ることになりました。今挑戦していること、考えてること、読んだ本、バスケのプレー等なんでも自由に書いて良いということなので、山本柊す…やまもんらしい文章で楽しくお届けしたいと思います。どうぞお付き合いください。

 今シーズンのやまもんは何をするのか。皆さん、気になっている方もいたかと思います。東京・札幌で開催された“やまもんトーーク”(https://bit.ly/2yPCehX)、静岡で開催された“B×Shizuoka×Dream バスケットボールクリニック”(https://bit.ly/31wAq9R)など積極的にオフ活に励みながらも、契約更新の発表はなく、“レバンガ北海道退団リリース”(https://bit.ly/2KnmZnc)が出てからも新チームの発表がない、いうなればどこにも所属がない状態でした。

8月に地元静岡で開催したバスケットボールクリニックの様子[写真]=本人提供

■北へ北へ…
「来季どうするの?」「トークイベントしてる場合じゃないぞ」「地元静岡に帰るのか?」「やまもんならどこに行っても大丈夫」「応援してます」「とりあえず頑張れ」等々たくさんのメッセージ、叱咤激励を頂きました。ありがとうございます。おかげさまでまた新しい挑戦をすることが決まりました。

 やまもんは今シーズン、カナダのプロリーグNBLに挑戦します。(所属チームは、契約がまとまり次第ご報告します)。海外挑戦…そしてカナダ…そうです。また寒いです。暖国静岡を飛び出して、茨城の筑波大学へ進学、その後雪国の山形を経て、日本最北の北海道にまで来たやまもんの次なる行き先がさらに北の大地とは、もう自分でもびっくりです。どうかしてると思います。ちなみに寒いのは大嫌いなので、本場のカナダグース(カナダ発祥の本格防寒ダウンジャケット。おしゃれ)を買おうと思っています。(なんの話だ)

■おもしろそうやん! byリトルやまもん
 昨シーズンをもってレバンガ北海道を退団することになって、プロの世界の厳しさを改めて実感しながら、当初は国内のチームでプレーする道を模索していました。そんな中ご縁があってカナダリーグでプレーできるかもしれないというお話を頂きました。いや、やまもんここで海外かと。本当に大丈夫なのかと。プレーできるのか、生活できるのか、お金はどうするのか…とあまたの不安要素にたじろぐやまもんに、『おもろそうやん』と僕の中のリトルやまもんが不敵な笑みでつぶやきました。

(リトルやまもんは自分の中にいる『挑戦、ワクワク、新しいことが大好き。失敗という言葉は俺の辞書にはない』という関西弁の男です)

小学6年生のころのやまもん。身長140センチと、当時も小柄なポイントガードだった[写真]=本人提供

■迷ったら難しい方へ
 僕は人生で迷った時に、難しい方を選ぶようにしています。これは父からの教えです。環境がその人に与える影響はとても大きいと思っていて、より高いレベルの環境に身を置く事で『①まずたたきのめされる ②何くそとその環境に適応する ③頑張っていたことが普通になり、当たり前のレベルが上がる』というステップを踏んで、無理やりですが気付いたら成長することができると思ってます。筑波大学への一般受験、日本のトップ関東大学リーグへの挑戦、プロへの挑戦、B1への挑戦と常に難しい方へ飛び込んでいくことを繰り返しているうちに、気付いたらリトルやまもんなる人物がふとした瞬間に、僕の左肩に居座るようになりました。

 リトルやまもんはこう言いました。

『自分がなんでプロ選手になったのか、自分と同じような境遇の人、なかなか認められず、評価されず、それでも一生懸命頑張っている人たちに、勇気や感動を届けるためやろ? おまえの頑張りを見て、新しい頑張りを社会の中に起こしたいんやろ? そうやってみんなで上昇気流起こしたいんやろ? やってやるってもう顔に書いてあるで自分。大丈夫や。なんとかなる』

 …ありがとう、リトルやまもん。

 このような経緯があって、自分は今年、海外挑戦することを決断しました。

■やりがいとは、失敗しても後悔しないこと
 言語や生活習慣はもちろん、バスケットボールのプレースタイルまで違う海外で1人でプレーするのは間違いなく大変なことですが、それと同時にこんなにもやりがいのある挑戦は、今の自分の中には他にありません。失敗しても当たり前、成功したら男前。あの山本が頑張ってるんだから、俺も私もと思ってもらえるように。そういう人たち1人ひとりの挑戦が日本のバスケ界を盛り上げることにつながるように、僕自身少しだけ無理をして頑張っていこうと思います。温かく見守ってください。今後とも応援よろしくお願いします。

 次回もお楽しみに。やまもんでした。

<略歴>やまもと・しゅうすけ 静岡県出身のポイントガード。小中高と全国大会出場経験がなかったが、清水東高2年時、現在の日本代表富樫勇樹(B1千葉)と出会い、高いレベルでプレーすることを志す。一般受験で入った筑波大では、3年からAチーム(1軍)に所属し、インカレ2連覇を達成。大学4年の2016年にアーリーエントリーでB2山形に入団。その後、18~19年シーズンにB1レバンガ北海道に移籍した。シーズン終盤にブレイクし、崖っぷちだったチームのB1残留に貢献した。25歳。https://twitter.com/shushu_1031

■関連リンク
・【イベントレポ】レバンガ北海道 山本柊輔 曲線を描いてゴールへ トークショー「やまもんトーーク」<上>
https://basketballking.jp/news/japan/20190624/170942.html

・北海道は食べ物がおいしくて体重を増やせた 【イベントレポ】レバンガ北海道 山本柊輔「やまもんトーーク」<下>
https://basketballking.jp/news/japan/20190628/171870.html