2019.08.21

急成長を見せる千葉ジェッツ、29歳の米盛勇哉氏が新社長に就任

島田慎二前社長(現会長)からバトンを受け取った米盛勇哉社長(左)
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 千葉ジェッツは8月21日、社長交代を発表。チーム事務所で記者会見が行われた。

 代表取締役社長が20日より、島田慎二氏から米盛勇哉氏に交代。島田氏は代表取締役会長に就任する。

 米盛新社長は1989年生まれの29歳。慶應義塾大学卒業後、2013年から野村證券、CLSAキャピタルパートナーズジャパンを経て、2019年3月に株式会社千葉ジェッツふなばしに入社し、4月に取締役副社長に就任した。

 bjリーグ時代の2012年2月から千葉をけん引した島田前社長は、株式会社ミクシィとの資本提携締結、1万人収容の「夢のアリーナ計画」などにも取り組み、「スポーツクラブがここまで短期的に急成長したのはそんなにないんじゃないかと。稀有な状況だと思っています。選手のがんばりや、ファンやスポンサー様、社員の支えなどみんなの力のおかげです。そこでリーダーシップ経営を進め、おおむね独断で決断して、リズムを取って進めてきました」と、約7年半における出来事を回顧。2017年9月にBリーグ副理事長(バイスチェアマン)を兼任した頃から「万が一、私がいなくなったり、事故に遭ったりしたら大変だな」と考えるようになったという。

「『100年続くクラブ』になるための礎はしっかりやろうと考えてきました。そして去年の秋くらいから本気で後継者探しを進めていて、縁あって米盛と出会いました。現場でスタッフとともに汗を流しつつ、私の経営現場を見せるなど継承に向けてコミュニケーションを取ってやってきました」

 29歳の若さでの抜てきとなったが「経営者はやらないと育たないんです」と断言。「私が支えていくほうが、ジェッツ、米盛にとっていい。思いきってこのタイミングでバトンを渡すことを決断しました」

 高校時代までバスケットボール部に所属し、大学からは趣味として楽しんでいたという米盛新社長は「プレーする、見るだけでなく、ビジネスとしても自分が主体となって動きたい、スポーツ業界、バスケ業界に自分のキャリアを賭けてみたいと4、5年前から思っていました」。入社から約半年での社長就任に際し「驚き、戸惑い、不安」があったようだが、「『米盛に任せる。自分がサポートする』と話があり、私自身も決心して社長のポジションを引き受けさせていただくことになりました」と経緯を説明した。

 今後の目標は「千葉ジェッツをより千葉ジェッツらしくしていきたい」。クラブとしては「地域密着」や「挑戦者としての姿勢」などを掲げ、チームの具体的目標として「天皇杯4連覇」、「リーグ優勝」を挙げた。

「プレッシャーは感じている」と心情を明かした米盛新社長は、「死に物狂いで努力して、経営者として成長していくことが今後の千葉ジェッツの発展につながると思っています」と意気込みを語った。