2019.09.17

海外の選手との戦いに慣れるために【やまもん挑戦記②】

トレーニングの合間に行った子どもたちへのバスケ教室の様子
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 こんにちは。DAZNでのW杯観戦に熱が入り、じゃっかん寝不足の山本柊輔です。好きな北海道の公園はモエレ沼公園です。

 皆さん、W杯ご覧になりましたか? 史上最強メンバーで臨んだ日本代表でしたが、奮闘も及ばず3戦3敗で予選敗退となってしまいました。今回のコラムでは「なぜ日本は勝てなかったのか?」「世界との差はなんなのか?」について、やまもんの目線から語り…ません。語りません。笑 そういうのは、元日本代表の(レバンガ北海道)キャプテン桜井さんに聞いてください。(おそらく)語らないだろうけど笑。

■W杯を見てイメージ
 僕は、11月中旬からのカナダのチームキャンプ参加に向けて、9月17日にアメリカに渡ります。そこで海外の選手との戦いに慣れるためにワークアウトやピックアップゲーム(練習に来たメンバーでの5対5のゲーム)に参加することになっています。海外挑戦前に今回のW杯を見て、海外の選手がどう戦ってくるのか、そのイメージを持つことができたのは非常に良かったです。

 特に①身体を当てながら長い手を出してくるディフェンスのいやらしさ ②ゆったりとしたリズムでボールをキープしておいて、一瞬の隙を見て仕掛けてくる鋭いドライブ。これらは普段Bリーグではあまり見られないプレーで、画面越しでもそのプレッシャーや鋭さがひしひしと伝わってきました。自分が同じような場面になった時に対応できるよう打開策を考えたいと思います。

■多くの人に支えられ
 そんなやまもんですが、8月、9月は海外挑戦に向けて自分自身との戦いでした。

 Bリーグのチームは続々と始動し始め、プレシーズンマッチや練習の様子をSNSで見ることも増えました。そんな中、自分は所属もなく、安定した収入もなく、公共施設の体育館で1人で練習をする日々。『この時期は毎年神社に行ってたな』『合宿か、懐かしいな』『今年のスーツはグレーか』などなど、海外挑戦へのワクワク感もありながら、たまに落ち着かない気持ちを抱えて過ごす日もありました。

トレーニングをサポートしてくれたアスリート鍼灸整骨院のスタッフたちと

 しかし、そんな時リトルやまもんは言いました。

『誰もやってないことをやるんは、みんな初めは不安になるねん。うまくいってないように感じたら尚更な。でもな、一見うまくいってないように見えても、必ず良い面があるもんなんやで。それにな自分、そんな状況でも頑張れてるんはなんでかわかるか? 色んな人が自分のことを応援してくれてるからなんやで。いつも楽しそうにトレーニングを追い込んでくれる行きつけの鍼灸整骨院のスタッフ達、休みの日に体育館に来てリバウンドやディフェンスをしてくれる地元静岡の小中学生、挑戦を支援してくれてるおっちゃん達、応援してくれてる友人・家族のおかげで、なんとかこの時期を乗り越えることができてるんやろ。そういう想いを自分の力に変えたれや。120%楽しんだれや。お前ならできる』

■まずアメリカへ
 本当に多くの方々の支えのおかげで、海外挑戦に向けて良い準備をすることができました。心から感謝しています。この期間、対人練習ができない分、3ポイントシュートなど個人スキルの向上に集中できました。そして今は5対5へのこの上ない飢えでいっぱいです。バスケの練習面以外でも沢山の苦労がありましたが、それもこれも全部、力に変えて、9月17日からまずアメリカで挑戦してきます。

 次回以降、いよいよ海外での挑戦を報告していきたいと思います。果たしてやまもんを待ち受ける物は…乞うご期待。

<略歴>やまもと・しゅうすけ 静岡県出身のポイントガード。清水東高2年時、現在の日本代表富樫勇樹(B1千葉)と出会い、高いレベルでプレーすることを志す。一般受験で入った筑波大では、3年からAチーム(1軍)に所属し、インカレ2連覇を達成。大学4年の2016年にアーリーエントリーでB2山形に入団。18~19年シーズンにB1レバンガ北海道に移籍。シーズン終盤にブレイクし、B1残留に貢献した。25歳。https://twitter.com/shushu_1031