2019.09.22

川崎ブレイブサンダースの藤井祐眞…アーリーカップ5位も、開幕戦へ手応え「順調にきている」

篠山が不在の今、藤井にはさらなるリーダーシップが求められる [写真]=B.LEAGUE
国内外のバスケ情報をお届け!

 9月14日から16日にかけて、船橋アリーナにて「B.LEAGUE EARLYCUP 2019」が行われ、川崎ブレイブサンダースは1回戦でサンロッカーズ渋谷に66-74で敗れたものの、5位決定戦で横浜ビー・コルセアーズに76-71で勝利した。

 今季副キャプテンに任命された藤井祐眞は、両試合に先発出場。篠山竜青ニック・ファジーカス辻直人らを欠き、計8名での戦いを強いられるも、2試合で計33得点13アシストと気を吐いた。

 5位決定戦後に取材に応じた27歳の司令塔は、「ケガ人がいたり代表組がいない状況の中で昨日も離される場面があったりして、それを追いついて勝てはしなかったですけど、いいところは出せたと思う。5位という結果よりは、試合の内容の部分でいいところもあったし悪いところもあった」と大会を振り返る。

「第3クォーターの入りはちょっと昨シーズンから悪くて、今年もちょっと続いちゃっていますね……」と藤井が語るように、1回戦では第3クォーターで逆転を許し、敗戦。5位決定戦でも第3クォーターでオフェンスが停滞し、前半終了時の11点リードを1点差まで詰められた。

「流れが悪いときに下向いたり、相手のプレッシャーに負けたり、自分たちのしたいことを逆に相手にされるという状況が作られてしまっています、昨日の3クォーターの入りなんてまさにそうで、こっちがやろうとしていることを逆に相手にやられてしまって、走られて、オフェンスうまくいかなくて、ディフェンスもソフトになった。そういう部分は今後変えていく必要はあるかなと思います」

課題は第3Qと分析する [写真]=B.LEAGUE

  改善点を口にした一方で、一定の手応えも感じていた。

「良かったところは本当にチームとして、いい流れでオフェンスを回せました。今日は相手のアキ・チェンバース選手が4ファウルになったとき、熊谷(尚也)選手のポストプレーを集中的に狙ったり、全員でここを狙おうという意識があったのでフロアバランスも良かったです。ディフェンスもみんなが相手とコンタクトし続けて、ミスをさせたりタフなシュートを打たせることできていました」

 藤井は、篠山のケガの影響もあり、B1開幕戦ではスターティングメンバーを務める可能性が高い。昨季は、全60試合に出場したものの先発出場は26試合にとどまった。それでも藤井は「スタメンにこだわっているとかはない」と強調する。

「(篠山のバックアップという)イメージを崩したいとかそういうわけですし、最終的な判断はヘッドコーチなので僕は求められていることを頑張るだけです。ただもっとチームがレベルアップするには個人のレベルアップも絶対必要だと思います。竜青さんが世界と戦ったことで、(川崎の)練習に物足りなさを感じることがあるかもしれないですけど、そこを僕が頑張って竜青さんに危機感を持たせることができたら、チームとしても成長できるので練習からバチバチやりたいなと思います」

「竜青さんがいない今、僕がリーダーシップをとってやっていますし、いつも以上にリーダーシップという部分を意識してやってはいます」

開幕戦では因縁の相手・宇都宮と激突する [写真]=B.LEAGUE

 川崎は、10月3日に宇都宮ブレックスを横浜アリーナで迎え撃つ。「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」のクォーターファイナルの再戦だ。リベンジに燃えるチーム状況は「順調にきています」と一言。続けて「ケガ人も戻っくればチーム力は上がりますし、あとはコミュニケーションを積極的にとっていければ遅れて合流するメンバーも問題ないと思います。今後はコミュニケーションの部分が一番大事」と課題を吐露した。

「昨シーズン、プレーオフで完敗したので、僕らとしては『今シーズンの川崎は違う』というところを見せたいです。あとはワールドカップが終わって、次はオリンピック、バスケットが一番盛り上がるときなので開幕戦でいい試合をして、『バスケットは楽しい』、『川崎のバスケットをもっと見たい』と思ってくれる人がもっと増えればいいんじゃないかなと思います」

 人一倍強い気持ちを持つ27歳の司令塔が、今シーズンこそ川崎を頂点へ導けるか。