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10月3日に行われたB1リーグ開幕戦「B.LEAGUE OPENING GAME 2019 -B1“THE”GAME-」にて、宇都宮ブレックスの田臥勇太がスターティングファイブに名を連ねた。
昨シーズンは序盤から腰痛を理由に戦線離脱を余儀なくされた田臥。シーズン終盤に復帰したものの、今季に入ってからは9月の「B.LEAGUE EARLY CUP 2019 KANTO」、マカオでの「The Terrific 12(テリフィック12)」もすべて欠場していた。最後に先発出場したのは2018-19シーズンの10月20日のことであり、川崎ブレイブサンダースとの今季開幕戦で先発ポイントガードとしてコートに立ったことに驚いたファンも多いことだろう。
田臥をスタメン起用した理由を安齋竜三ヘッドコーチはこう話した。
「お互いで話し合って決めていました。今日は(第1クォーターの)最初と第3クォーターの出だしの時間帯に出るということで」
先発した田臥だが、まだコンディションが万全でないため7分間の出場にとどまった。それでも、試合開始から約2分40秒間コートに立った第1クォーターでは、隙きを突いて相手のボールをスティール。第3クォーターではサイドラインを越えそうなルーズボールにダイブしてマイボールにした。このハッスルプレーは、Bリーグ初年度のファイナルで観客席にダイブした姿をフラッシュバックさせた。
田臥勇太のルーズボールに会場が沸く!!
初年度のFINALを彷彿とさせるような見事なプレー!@utsunomiyabrex📺NHK BS-1/テレビ神奈川
📱バスケットLIVE
で生放送中📡#Bリーグ #令和はバスケ #Bリーグ開幕 pic.twitter.com/G7pEsjny4x— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) October 3, 2019
試合は57-78と大差をつけられて敗戦。チームのキャプテンは「1試合をとおして川崎さんのペースになってしまった」と振り返ったが、「残り59試合とチャンピオンシップがあります。これからもチームとともに成長し続けたい」と、すでに先を見据えている。
今後の田臥の起用法について、指揮官はこうも話した。
「先発(ポイントガード)は勇太にやってもらおうと思っています。コンディションが整ってプレータイムも伸びてくれば、もっとローテーションでタイムシェアもしたいです」
川崎との第2戦は、会場を横浜アリーナからとどろきアリーナに移して6日に行われる。前日の5日には39歳の誕生日を迎える田臥。2019-20シーズンは、ぜひシーズンをとおしてコート上でプレーする姿を見せてほしい。
文=小沼克年