2019.10.10

“新生”レバンガ北海道は勢いを維持したい、島根スサノオマジックはB1復帰後初勝利なるか

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レバンガ北海道vs島根スサノオマジック(@北海きたえーる)
第1戦:10月11日19時5分、第2戦:10月12日15時5分

 開幕節で横浜ビー・コルセアーズを本拠地の北海きたえーるに迎えたレバンガ北海道。「B1残留プレーオフ 2018-19」を戦った因縁の相手に2連勝を飾り、幸先のいいスタートに成功した。

 第1戦は大黒柱のマーク・トラソリーニが33得点と爆発。一時20点差をつける戦いぶりを披露し、昨シーズンから続いていた連敗を「22」でストップさせた。第2戦は序盤から接戦が繰り広げられると、第4クォーター終了間際にマーキース・カミングスが同点弾を決めて延長戦に突入。市岡ショーン、トラソリーニをファウルアウトで欠いたオーバータイムでも、カミングスが獅子奮迅の活躍を見せ、81-75で試合をものにした。2試合を通じて強度の高いディフェンスから速攻を仕掛けるパターンが見られ、特に新加入の橋本竜馬はチームに勝利をもたらす働きぶり。ファイ・パプ月瑠桜井良太なども要所で活躍し、“レジェンド”折茂武彦のラストシーズンを飾ろうと奮闘している。

 その北海道に挑む島根スサノオマジックは、前節は名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦して2連敗。初戦は一度もリードを奪えず、さらにターンオーバーが22個を数えた。課題を修正して臨んだ第2戦はディフェンスから活路を見出し、名古屋Dを66得点に抑えたものの、接戦の末に3点差で敗れた。ロバート・カーターが42得点20リバウンド、ブライアン・クウェリが38得点21リバウンドと、2戦を通じて両外国籍選手が活躍。日本人選手の2ケタ得点は第2戦での相馬卓弥のみに終わったため、佐藤公威山下泰弘なども得点面で貢献しなければ勝利は遠いだろう。

 両チームは2017-18シーズン以来の顔合わせ。2シーズン前の対戦では島根のホームで行われ、1勝1敗と星を分け合っている。“新生”北海道は開幕での勢いを維持して、一気に連勝を伸ばしたい。カミングスとトラソリーニだけでなく、多嶋朝飛や橋本、市岡と得点源が豊富なだけに、B1復帰後初勝利がほしい島根としてはディフェンスがカギになるだろう。

■ロースター
・北海道(ヘッドコーチ:内海知秀)
橋本竜馬
ケネディ・ミークス
マーキース・カミングス
ファイ・パプ月瑠
中野司
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン
桜井良太
マーク・トラソリーニ
内田旦人
川邉亮平
松島良豪

・島根(ヘッドコーチ:鈴木裕紀)
佐藤公威
後藤翔平
アイク・ディオグ
ロバート・カーター
山下泰弘
北川弘
坂田央
阿部諒
相馬卓弥
安部潤
ブライアン・クウェリ
頓宮裕人
神里和

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