2019.10.15

川崎ブレイブサンダースは次節に向け勢いづきたい、富山グラウジーズはペッパーズに期待

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

川崎ブレイブサンダースvs富山グラウジーズ(@川崎市とどろきアリーナ)
10月16日19時35分

 昨シーズンはホームで新潟アルビレックスBBに中地区優勝を決められた川崎ブレイブサンダースにとって、前節の連勝は昨季の無念を少し晴らす形となった。とはいえ、1戦目は71得点、2戦目も70得点とオフェンスは必ずしも良くなかった。1戦目は得点面でニック・ファジーカスと移籍後初スターターの大塚裕土に頼る形となり、2戦目は残り1分3秒の時点で9点あった点差を3点まで縮められ、最後は攻守に躍動が光ったマティアス・カルファニの会心のブロックで命拾いした。ターンオーバーは21個にのぼり、2戦を通じて新潟の3ポイント成功率の低さにも救われた格好。しかしながらこれで開幕4連勝となり、新体制としては上々のスタートダッシュと言っていいだろう。

 それに対し、富山グラウジーズは2戦とも得点が伸びたにもかかわらず京都ハンナリーズに連敗。1戦目は13得点に沈んだ第3クォーターの低迷が響き、2戦目はレオ・ライオンズ前田悟が計9本をすべて外すなど3ポイントに苦しんだ。痛かったのは2戦目の第3クォーターにジョシュア・スミスが負傷退場してしまったこと。代わって入った山田大治が13得点を挙げたのは好材料だが、スミスは戦列復帰に時間を要する可能性が高く、特にオフェンス面で戦い方の見直しが急務となるだろう。

 次節に千葉ジェッツ戦を控える川崎は、連勝を止めることなく勢いをつけたいところ。スミス不在となる富山に対してインサイドを支配するチャンスだが、ジョーダン・ヒースは4試合すべて2ケタリバウンドと安定しているだけに、前節2戦目で2得点に終わったカルファニの得点力がカギになるだろう。そしてもちろん、富山はジョシュ・ペッパーズの出番。得点バリエーションの多さに加えてアシストやリバウンドでも安定した数字が見込め、経験値の高さもペッパーズの武器。インサイドでのパワーは下がるが、特にオフェンス面でペッパーズの巧みさを活かせるシステムの構築に期待したい。

文=吉川哲彦

■ロースター
・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
辻直人
鎌田裕也
マティアス・カルファニ
ニック・ファジーカス
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース

・富山(ヘッドコーチ:ドナルド・ベック)
レオ・ライオンズ
山口祐希
松山駿
船生誠也
阿部友和
山田大治
水戸健史
菅澤紀行
宇都直輝
前田悟
葛原大智
ジョシュ・ペッパーズ
ジョシュア・スミス

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