2019.10.31

<レバンガ・折茂武彦のティップオフ>チーム力を高める信頼関係

試合終了後、笑顔でファンとハイタッチする折茂武彦(中央)[写真]=2019年10月6日、伊丹恒(北海道新聞)
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 レバンガ北海道は10月6日の横浜戦に勝って、今季リーグ戦が始まりました。開幕戦の勝利は2007年のクラブ創設以来初めて。補強を含めて目指す方向は間違っていないという手応えを得ました。ただ、全60試合のうちの1試合に過ぎません。連敗してしまった時に心を折らずに戦い続けるためには、選手が互いを信じることが重要です。

 信頼関係を築くのには時間がかかります。苦しい時期もあるでしょう。そういう時はコートで自分自身と仲間を信じ、勝つことにフォーカスすることが大切です。僕が一番得点できていたころ、仲間からボールが集中して回ってきたのは、僕が決めても外しても、それはチームが選択した結果であると納得できる信頼があったからだと思っています。レバンガの選手たちにも信頼を得るための努力は必要ですし、互いを知るためにコミュニケーションを取り続けなければなりません。

 昨季はその信頼関係を築き上げることができず、リーグ戦22連敗というふがいない記録を作ってしまいました。僕はもちろん、桜井、多嶋、川辺ら昨季在籍していた選手は、この苦しい経験を今季にどう生かすかを考える必要があります。チームの雰囲気が悪い時に声を上げることができれば必ず良い方向へ進めると信じています。

 僕は9月末、今季限りで引退することを発表しました。もう49歳ですし、周りも決断を自然に受け止めてくれたのだと思います。個人成績にはこだわらず、チームが勝つことを一番に考え、最後のシーズンを過ごします。(運営会社代表、選手)

2019年10月30日 北海道新聞掲載

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