2019.11.23

昨季限りでレバンガを退団した山本柊輔「自分の持ち味を出していきたい」アルバルク東京加入

A東京の練習場で笑顔を見せる山本
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 昨季までB1レバンガ北海道でプレーしたポイントガードの山本柊輔(26)が10月、海外挑戦を経てB1のA東京に加入した。けが人が続出した強豪に急きょ加勢することになったが、「チームに適応しながら、自分の持ち味を出していきたい」と力強く語る。

 山本はレバンガ退団後、12月開幕のカナダリーグへの挑戦を表明し、事前トレーニングのために9月に渡米。米プロバスケットボールNBA「サクラメント・キングス」の下部Gリーグ「ストックトン・キングス」の練習生をしていたところ、A東京からのオファーが舞い込んだ。

練習場でシュートを放つ山本

 連絡を受けたのは10月下旬。気持ちは海外挑戦に傾いていたが、「こんなぜいたくな二者択一はない。めちゃくちゃ迷った」という。NBA傘下の恵まれた練習環境を捨てるのは惜しい。しかし、Gリーグ開幕以降はチーム内での練習が中心になり、対人練習の機会が減ったことが気がかりでもあった。

 「プレーの感覚を落としたくない。一度、日本に帰ろう」。家族に加え、Gリーグ「テキサス・レジェンズ」でプレーする筑波大の後輩で元A東京の馬場雄大に相談し、わずか1日で決断した。オファーから2日後には、日本行きの飛行機に乗っていた。

 A東京はBリーグ2連覇中の強豪。プレータイムを得ることは簡単ではないが、海外の高いレベルで練習した経験を生かし「気後れすることなく、強気でやれている」。A東京の戦術に自身のプレーを合わせていくことが今後の課題だ。

「ここに来た以上、結果を残したい」と山本は話す

 レバンガ退団、海外挑戦、そしてA東京加入。紆余曲折のあった数カ月だったが、「世界は広い。日本のバスケ、自分のバスケのレベルを痛感した。これは海外に行かないと分からなかったこと。トータルしたら面白かった」と笑う。「挑戦を続ければ何とかなる」という自信が山本の中に生まれた。

 「(A東京加入の)決断をしたら、それを正解にするだけ。とにかく試合に出たい」。新背番号の「30」は、敬愛するNBAのスター選手、ステフェン・カリーに由来する。「彼のように自由な発想で楽しんでプレーする選手になりたい」。その思いと、B2山形、レバンガに続く「3」つ目のプロチームで、「0」からの挑戦という意味も背番号に込め、新たな一歩を踏み出した。

文・写真=石川仁美(北海道新聞)

■関連リンク
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