2019.12.13

記念すべき3Pを決めた石井講祐、11月の『MONTHLY BEST of TOUGH SHOT』を受賞

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 ユーザーが対象ショットの中からナンバーワンタフショット『MONTHLY BEST of TOUGH SHOT』を決める、バスケットボールキングとカシオ計算機株式会社による共同企画。第2回目(第7節~第9節対象)は石井講祐サンロッカーズ渋谷)が最多票を獲得した。

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 そこで今回、石井に受賞記念品のG-SHOCK『GBA-800LU-1A1JF』を贈呈し、ビッグショットについて話してもらった。また、元日本代表の渡邉拓馬氏が、どのようにしてこのシュートが生まれたのか、相手やチームメートとどのような駆け引きがあったのかなどを解説してくれた。

――まずはシュートを振り返ってください。1点ビハインドの場面でベンドラメ礼生選手が狙っていたんでしょうか?
石井 状況を見て礼生かライアン(ケリー)のところで攻めようとタイムアウトに指示があり、そのとおりに攻めました。礼生のシュートは外れましたが、CJ(チャールズ・ジャクソン)がリバウンドをチップしてくれて、そのこぼれ球が再び礼生につながって。僕をマークしていた川村(卓也)選手がボールの方に寄ったため、3ポイントラインの外でフリーになってボールを受けました。パスをもらってから2、3秒ほど時間があったので、フェイクで根來(新之助)選手を飛ばしてからシュートを打ちました。

――ショットクロックの残り時間は見えていましたか?
石井 外に開く時に上をチラッと見て、まだ時間があることはわかっていました。

――記念すべきBリーグ通算300本目の3ポイントシュートでした。
石井 本数は全然意識していなくて。試合が終わってから300本目ということを知りました。

記念すべき一撃でチームを勝利に導いた [写真]=B.LEAGUE

――これまで勝敗を分けるブザービーターを決めたことはありますか?
石井 プロに入ってどころか人生初ですね。勝敗を決めるシュートをずっと決めたいと思っていて、そのことを常に想定してコートに立っていたので、実際に決めきることができてとてもうれしかったです。

――シュートを決めた後、チームメートが笑顔で集まって来るシーンを見て、チームが好調な要因がわかった気がします。
石井 チームメートに祝福してもらえるのはとてもうれしいです。最後に決めたのは僕ですが、CJがリバウンドをチップしてつないでくれたり、その前のポゼッションでライアンがレイアップを決めたり、試合をとおしてガード陣が相手にプレッシャーかけ続けたり。一つひとつのプレーが最後のシュートにつながったと思っています。

――シュートを打つ際の心構えはありますか?
石井 打つのを怖がらないこと。大事な試合でシュートを躊躇してしまうと、それだけで入る確率が下がってしまうと思っているので。シューターというポジションとして最初の5本が入らなくても、あとの5本を決めきる姿勢を大事にしています。

――昨シーズンはリーグトップの45.2パーセントで3ポイントシュートを成功させました。
石井 シュートにはメンタルコントロールが一番大事だと思っています。練習で感覚をつかむことが基本の作業なので、あとはメンタルをコントロールして、どのようにいいシュートを打つか。練習ではチームのフォーメーションや相手のディフェンスに対応するような動きを意識していて、各パターンで成功させる本数を決めています。

――G-SHOCKとの関りについても教えてください。
石井 チームのロゴと番号が入った時計をいただいて、移動時やケガでベンチ外にいる時に着用しています。学生の頃からG-SHOCKを愛用していて、ランニングなどで時間を図るためにも使用していて。G-SHOCKは自分にとって馴染みのあるブランドでもあるんです。

――『GBA-800LU-1A1JF』は夜間でのワークアウトやアクティビティが楽しめるデザインです。
石井 暗くても光を反射しますし、チームカラーに近い黄色もいいですよね。いただけて本当にうれしいですし、カジュアルな服装でも合うと思います。

――今回は約半数が石井選手への投票でした。ファンへのメッセージと今季の目標をお願いします。
石井 選手が多く入れ替わり、今は新しいバスケットを構築している段階です。40分間ハードに戦い抜く姿勢を見ていただき、「自分もがんばろう」と感じてもらえればプレーしている意味があると思います。試合会場に足を運んでプレーを見てほしいですし、ファンの皆さんとともに今季の目標でもある優勝を何が何でも成し遂げたいです。


 

元日本代表の渡邉拓馬氏はこう見る!

 88-89と1点ビハインドの試合終了残り12.4秒でスローインの場面。パスを受けたベンドラメ礼生選手がピック&ロールからシュートを打ちましたが、パスしてケリー選手の3ポイントという選択肢もあったと思います。ただ、ベンドラメ選手には自分で決めたい気持ちもあって、パスを躊躇しながらタフショットになりました。外れたところをチャールズ・ジャクソン選手がオフェンスリバウンドに行ったため、もう一度ベンドラメ選手にボールが戻ってきて。ここでベンドラメ選手が焦ってシュートを打つのではなく、一度しっかり周りを見渡せたのはチームの状況の良さがわかるシーン。そこから石井選手への信頼もあって、パスする判断ができたと思います。

 時間が残りわずかなため、ファウルをもらいながらジャンプシュートを打ってもおかしくない場面です。しかし、石井選手はしっかり我慢して、ギリギリで打ちきりました。シュートフェイクの姿勢を見てしっかり練習しているとわかりますし、練習を何回もやっているんだろうなと。こういうシーンをしっかり予想しているんでしょう。SR渋谷のバスケにアジャストして、自分の良さを出しつつ、気持ちよくバスケットをやっていると感じます。喜び方からも雰囲気の良さが伝わってきますよね。石井選手だけではなく、チームの良さが凝縮されたワンプレーだったと思います。

 また、オフェンスリバウンドに行こうとしていた姿勢も良かったです。ボールが跳ねた瞬間に飛びこもうとしていて、ディフェンスを油断させるようなプレーでした。日頃からやっていないと身につかないですし、オフェンスリバウンドをしっかり意識しているんだなと。

 通算300本目の3ポイントシュートですが、石井選手はシュートだけ打っている選手ではないです。ディフェンスもしっかりしていますし、人間性も素晴らしい。ベンドラメ選手のパスからも、チームメートから信頼されていることがわかります。

チームメートとともに喜びを分かち合った [写真]=B.LEAGUE

インタビュー=酒井伸
写真=Bリーグ

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