2019.12.24

レバンガ北海道は橋本竜馬が勝利のキーマン、サンロッカーズ渋谷は連敗脱出なるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

レバンガ北海道vsサンロッカーズ渋谷(北海きたえーる)
12月25日19時5分

 勝率5割で12月に突入したレバンガ北海道は、その後1勝4敗と負けが込んだ状況で前節のシーホース三河戦を迎えた。点の取り合いの様相を呈した1戦目は7点ビハインドで第4クォーターに入ったが、ケネディ・ミークスの7得点とファイパプ月瑠の8得点で追いすがると、マーキース・カミングスが11得点連取の猛攻で一気に逆転し、残り7分28秒以降に4得点しか挙げられなかった三河を下した。ミークスは27得点、カミングスに至っては44得点の大爆発だった。一転して2戦目は第1クォーターが8-11というスロースタートとなったが、後半に52失点を喫して黒星。得点は1戦目の97点から66点に下がり、結果的にはカミングスが14得点に終わったことがそのままチームの得点ダウンに直結した。“借金”3の状況は変わらず、12月の残り3試合全勝で勝率5割復帰となる。

 北海道と今節激突するサンロッカーズ渋谷は、大阪エヴェッサのオフェンスをまともに浴び、前々節2戦目から3連敗となった。1戦目に87失点を喫すると、2戦目は94得点を挙げながら今季最多の98失点。開幕から高い得点力を誇ってきたが、前々節2戦目も92失点とディフェンス面に課題があることは徐々に顕著になってきている。宇都宮ブレックスと4勝差がつき、東地区首位戦線から一歩後退。千葉ジェッツに勝率で並ばれたものの、直接対決の結果によってかろうじて3位を守っている。

 開幕4連勝スタートを切りながら、第3節の直接対決に敗れてからはSR渋谷の背中が少しずつ遠ざかっていった北海道。その背中を再びとらえるためにはここで取り返しておきたい。外国籍選手の得点力がものをいった前節1戦目を除けば得点が伸びない試合が続いており、ディフェンスの強度向上に加えて日本人選手の得点力アップも不可欠。8試合の故障欠場もあってまだ本来の存在感を発揮しきれていない橋本竜馬のディフェンス力とシュート力に期待したい。

文=吉川哲彦

■ロースター
・北海道(ヘッドコーチ:内海知秀)
橋本竜馬
ケネディ・ミークス
マーキース・カミングス
ファイ・パプ月瑠
中野司
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン
桜井良太
マーク・トラソリーニ
内田旦人
川邉亮平
松島良豪

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
セバスチャン・サイズ
ファイサンバ
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
杉浦佑成
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔※特別指定
田渡修人

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