2019.12.28

<レバンガ・折茂武彦のティップオフ>日本人選手が出場する機会の確保を

練習中の折茂武彦[写真]=高橋義英(北海道新聞)
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 外国籍選手がコート上で同時にプレーできる人数の上限を定めた「オンザコートルール」が、2020~21年シーズンから緩和されます。

 今季のルールでは、外国籍選手2人と日本国籍取得選手1人が同時にプレーできます。この部分は来季も変わりませんが、ベンチ登録できる外国籍選手の上限が2人から3人に増えます。さらに、外国籍選手2人と同時にプレー可能な選手として、日本国籍取得選手の代わりに、中国、台湾、インドネシア、フィリピン、韓国の選手を対象に新設する「アジア特別枠」の1人を選べるようになります。

 アジア特別枠は、観光客を日本へ呼び込むことを期待できるので、賛成です。一方、外国籍選手の登録人数拡大は、日本のバスケットボールが強くなっていくうえで、本当にプラスになるのかどうか疑問です。

 Bリーグは外国籍選手との競争に勝つことで、日本人の競技力が向上すると考えているようですが、来季のルール変更によって日本人の出場時間減少が懸念されるのです。登録した外国籍選手3人を2人ずつローテーションを組んで起用することが可能となるほか、日本人が務めるケースが多いガードに外国籍選手が増えることも想定されるからです。高年俸の外国籍選手を獲得できる経済力のあるチームがより有利になり、格差が広がる可能性さえあります。

 僕の経験上、試合に出ないと選手は成長できません。そう考えると、2季前に採用されていた「外国籍選手は各クオーター2人までで、1試合を通して最大延べ6人。外国籍選手2人と日本国籍取得選手1人は同時にプレーできない」とのルールに戻すべきだと思います。Bリーグは日本のリーグですし、ファンはやはり日本人の活躍を見たいはず。その機会を奪いかねないルール変更には疑問が残ります。(運営会社代表、選手)

2019年12月25日 北海道新聞掲載

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