2020.04.14

Bリーグ記録に並ぶ11本の3Pシュートを沈めた金丸晃輔、3月の『MONTHLY BEST of TOUGH SHOT』を受賞

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 ユーザーが対象ショットの中からナンバーワンタフショット『MONTHLY BEST of TOUGH SHOT』を決める、バスケットボールキングとカシオ計算機株式会社による共同企画。第6回目(第28節対象)は、横浜ビー・コルセアーズ戦で金丸晃輔シーホース三河)が決めたショットが最多票を獲得した。

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 そこで今回金丸に受賞記念品のG-SHOCK『GA-2000SU-1AJF』を贈呈し、ビッグショットについて話してもらった。また、元日本代表の渡邉拓馬氏が、どのようにしてこのシュートが生まれたのか、相手やチームメートとどのような駆け引きがあったのかなどを解説してくれた。

――ファン投票により3月のベストオブタフショットに選ばれました。受賞に対して、率直な感想をお願いします。
金丸 初めての受賞ですし、あのシュートが評価されたということで、素直にうれしいです。

――この試合でBリーグ記録に並ぶ11本の3ポイントシュート成功となりました。
金丸 前日の試合から、「1試合を通して積極的に3ポイントを狙い続けよう」という意識がすごく強かったんです。この日もその気持ちを切らさずにやれたということが、3ポイント11本成功という結果につながったのだと思います。

――記録に近づいていることは試合中からご存知でしたか?
金丸 9本目あたりにベンチの方から声が聞こえてきたので(笑)。それで試合中も多少意識していましたね。

――11本目は少し厳しい体勢からのシュートだったかと思いますが、シュートの際はどのようなことを意識していたのでしょうか?
金丸 11本目に限らず僕の感覚としては、頭より上にディフェンスの手などがなければシュートまで持ち込めるので、リリース時の意識というよりは頭の位置にディフェンスの手がない状況でシュートを打つことを常に狙っていました。

――この試合では45得点を記録し、得点数でもキャリアハイを更新しました。
金丸 欲を言えば3ポイントシュートの成功記録を更新したかったんですけど、日本人の最多得点記録を更新できたことや僕自身のキャリアハイを更新できたことはうれしかったです。

――金丸選手が試合中に3ポイントシュートを放つ際、心掛けていることは?
金丸 自分のシュートを打つということ。弱気なシュートや打たされるシュートを絶対に打たないことです。

崩れた体勢からこの試合11本目の3ポイントをねじ込んで見せた[写真]=B.LEAGUE

――贈呈されたG-SHOCKの印象は?
金丸 僕は釣りが好きなんですけど、G-SHOCKは防水機能が付いているし衝撃にも強いようなので、その時に活躍しそうです。デザインもカッコいいですし、普段から愛用したいと思います。

――リーグ戦がシーズン途中で中止となりましたが、今季の自身のプレーをどのように評価していますか?
金丸 難しいですけど、70点くらいでしょうか。リーグ序盤戦は調子が悪かったですし、シュートの確率も悪かった。正直、前半戦は自分との戦いになかなか打ち勝つことができなくて、それがシュートにも影響していたと思います。ですが、中盤から終盤にかけてはようやく自分のシュートを打ち、決められるようになったので、70点くらいかなと。

――今シーズンは日本代表への復帰も果たしました。ご自身としては成長を感じるシーズンでしたか?
金丸 そうですね。代表の合宿に参加して、普段は味わえない経験ができました。身体もそうですけどメンタル面が非常に鍛えられたと感じていて、そこが一番の成長だと思います。

――逆に今後の課題として感じる点は?
金丸 課題としては、代表でも求められていたディフェンスの強度を強く保つこと。1試合通してブラさずにやっていけたらなと思います。

――最後にシーホース三河のファン・ブースターに向けてメッセージをお願いします。
金丸 最後の試合は無観客開催で、その後シーズンも中止となってしまい、僕自身モヤモヤした気持ちはありました。ですが、来シーズンまでは時間があることをプラスに捉え、今シーズンよりもシュートの精度を上げて、またさらにパワーアップしてコートに戻ってきたいと思います。今後も応援よろしくお願いします。

元日本代表の渡邉拓馬氏はこう見る!

 金丸選手はこの試合、第4クォーター残り6分30秒時点ですでに10本の3ポイントシュートを決めていました。いわゆる当たっている状態だったので、この11本目のシーンもチームとして彼をフリーにしようというプレーだったと思います。相手ディフェンスも金丸選手で来るだろうということはわかっているんですけど、その上でディフェンスを振り切り、狭いスペースから決めているので、本当に素晴らしい。決めた金丸選手が1番すごいですけど、スクリーンをかけているチームメートとの信頼関係も伝わってきます。

 金丸選手とマッチアップしていたのは特別指定選手の赤穂雷太選手で、少し経験の差も出たのかもしれません。学生時代に金丸選手レベルのシューターのディフェンスをしたことはないと思うので。サイズが小さいとミスマッチで3ポイントシュートを打たれてしまうので、その辺りも考えて、金丸選手より身長の高い赤穂選手にマークさせたのかと思いますが、このシーンでは若さが出てしまいましたね。ただ、金丸選手はディフェンスがヘルプに行きづらい絶妙な位置取りをしていますし、本当に一瞬の隙をついて打ってくる選手なので、決めた金丸選手を褒めるしかないです。

 今季の金丸選手は、序盤の悪い状態からチームを立て直したというリーダーシップの面で、精神的な成長があったのではないかなと思います。川村卓也選手も移籍してきて、模範にもなる頼れるベテランがいることで、コート内外で思いきりが出るようになったのではないでしょうか。

 金丸選手はこの試合で45得点を挙げていますが、現在のBリーグのレギュレーションで日本人選手がこの得点を取るのは、規格外というか、本当にすごいとしか言いようがありません。ただ、彼のプレーを見ていると、今後もこういう試合を何度も見せてくれるのではないかと感じます。彼の強みは3ポイントシュートだけじゃないので、40点越えの試合を来シーズン以降は何度も見られるんじゃないかなと。

 僕は金丸選手とは、彼のデビュー戦で対戦しているのですが、彼の1本目のシュートはエアボールだったんです。シューターには繊細な選手が多いので、彼も緊張などのメンタルに左右される選手なのかなという印象だったのですけど、そこから考えると年々成長しているなと感じます。金丸選手は4年連続でフリースロー成功率がリーグトップです。やはりフリースローはメンタルが重要なので、あの確率で決められるということは、精神的な成長が素晴らしいのかなと。

 来シーズンはさらにリーダーシップを発揮して、チームを優勝争いに絡めるところまで導けるようになってほしいです。プレー面でも精神面でもチームの柱として結果を出すことで成長できますし、日本代表につながる。ファン・ブースターの皆さんもそんな姿を期待していると思います。

さらなる飛躍のためにも、チームの柱としての活躍が期待される[写真]=B.LEAGUE

写真=Bリーグ

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