2020.11.11

3x3女子日本代表がメディア対応実施。ロイブルDCは「早い段階でメンバーを固めたい」と五輪出場への青写真を語る

3x3女子日本代表の合宿には新メンバーを加えて7カ月ぶりに開催された [写真提供]=日本バスケットボール協会
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 来年5月に開催予定の「2020 3x3 バスケットボール FIBA オリンピック選考会 (OQT /東京 2020 オリンピック予選)」に向けた 3x3バスケットボール女子日本代表チームの強化活動の一環として、11月5日~11日の期間、2020年度 3x3バスケットボール女子日本代表チームの強化合宿が行われた。新型コロナウイルス感染症対策の一環として公開はされなかったが、10日にリモート会見を実施。トステン・ロイブルディレクターコーチ(以下DC)をはじめ、ベテラン、若手の選手がメディア対応を行った。

 会見の冒頭ロイブルDCは「3x3のリズムを取り戻すのが第一。その中からどの選手が代表チームに必要なのかをチェックしている」と合宿の目的を説明。7カ月ぶりの合宿であり、参加選手がすべてWリーグに所属しており、本格的に3x3のプレーができていないのが現状だ。「初日はどうなるかと思ったが、ベテラン選手の感覚が戻ってきて、新たに招集した選手も慣れてきたようで、合宿のクォリティーは保たれた」と手ごたえを感じたようだ。

 オリンピックの開催が1年延びたことで、それまで3x3女子代表をリードしていた伊集南(元デンソー)は現役引退を選択。また、「彼女以外にも3x3から離れた選手もいる」とロイブルDCは明かす。さらに三好南穂(トヨタ自動車アンテロープス)と宮下希保(アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス)が5人制の合宿に召集され、「2人の穴を埋める選手を探すために新たに選手を招集した」とも語った。

それだけに選手の選考は急務と言えるだろう。「OQTに向けて早い段階で選手を絞っていきたい。そして、国際大会に出場して経験を積み、本番に臨むつもりだ」とオリンピック出場に向けた青写真を披露した。そのためには「ディフェンスがカギになる。昨年、U23女子代表が世界一になっているが、そのコンセプトを維持して代表チームに生かしたい」とロイブルDC。今後は毎月合宿を行い、来年の3月までにOQT出場メンバーを固めていく。

メディア対応を行ったロイブルディレクターコーチ


■3x3女子日本代表候補選手 第1次強化合宿参加選手メンバー
篠崎澪(G/富士通レッドウェーブ)
田中真美子(C/富士通レッドウェーブ)
西岡里紗(C/ 三菱電機コアラーズ)
小笠原美奈(F/東京羽田ヴィッキーズ)
永田萌絵(F/トヨタ自動車アンテロープス)
岡田英里(G/富士通レッドウェーブ)
中田珠未(C/ENEOSサンフラワーズ)
平末明日香(G/トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
馬瓜ステファニー(F/トヨタ自動車アンテロープス)
山本麻衣(G/トヨタ自動車アンテロープス)
野口さくら(F/シャンソン化粧品シャンソンVマジック)
平下愛佳(G/トヨタ自動車アンテロープス)

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