1月2日に開幕した第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)。前回王者として今大会に臨むシーホース三河(Bリーグ3)は6日の準々決勝で名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(Bリーグ6)と対戦した。
Bリーグでも同じ西地区で首位争いを演じる両チームの対戦は、立ちあがりからインサイドの高さを活かした三河が手堅い試合運びを見せて92-61で快勝。Bリーグ公式戦では1勝3敗と分が悪い名古屋Dを退け、準決勝に駒を進めた。
昨年度大会でベスト5に選出された三河の金丸晃輔は3本の3ポイントを含む13得点を挙げてチームの勝利に貢献。31得点を挙げて名古屋Dを圧倒した第1クォーターについて、「出だしに良い集中力で入れた。それがすべて」と振り返った。
連覇が懸かるオールジャパンについて、「決勝の雰囲気は独特なものがあるし、昨年のトーナメントを勝ちあがることで得られた経験は非常に大きかった」と話した金丸。準決勝以降の戦いに話が及ぶと、「一発勝負の緊張感はリーグ戦とは全く違う。相手もいろいろなことを仕掛けてくるし、短い時間で攻略して勝つ面白さがある」と、大会の醍醐味を語った。
東京開催ということもあり、ウィングアリーナ刈谷のようなホームの声援を受けることはできないが、「2連覇が懸かっているので、遠くからでもぜひ応援してほしい」と、ブースターへさらなるサポートを求めた。
三河は明後日8日、国立代々木競技場第一体育館で行われる準決勝で、栃木ブレックスを破った千葉ジェッツと対戦する。