1月2日に開幕した第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)。3年ぶりの優勝を目指す川崎ブレイブサンダース(Bリーグ1)は6日の準々決勝でサンロッカーズ渋谷(Bリーグ8)と対戦した。
Bリーグの中地区でもしのぎを削る両チームの対戦は、日本代表の辻直人やライアン・スパングラーを中心にオフェンス力を発揮した川崎が、91-65でリーグ最高勝率の貫録を見せて快勝した。
この試合、もともと定評のある体を張った守備に加え、3ポイント3本を含む11得点を挙げるなど、栗原貴宏が攻守にわたり出色の活躍を見せた。
栗原は「シーズン中からセカンドユニットでのポイントを(北卓也)ヘッドコーチから求められていたので、アウトサイドから得点できたのは良かった」と語り、北HCからも「セカンドユニットが流れを変えてくれた」と高評価を受けた。
栗原はBリーグ開幕以来初めてとなるオールジャパンに関して、「Bリーグとオールジャパンの2冠を目指しているのでぜひ優勝したい」とモチベーションの高さをうかがわせる。個人としても、「昨年の大会はゲガで出場することができなかったので、その悔しさをぶつけたい」と意気込みを語った。
8日の準決勝アルバルク東京戦に向けては「一発勝負のトーナメントなので、開始からアグレッシブにプレーすることが重要。ハードに当たっていきたい。泥臭くプレーすることでオフェンスも良くなる」と持ち味であるディフェンスからの入りを強調した。
「ホームでいつも盛りあげてくれるブースターにはいつも勇気づけられている。オールジャパンでもぜひ会場(国立代々木競技場第一体育館)で応援してほしい」と、川崎市とどろきアリーナと変わらぬ後押しを呼びかけた。