1月8日、第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)の男子準決勝2試合が国立代々木競技場第一体育館で行われた。
1試合目の川崎ブレイブサンダース(Bリーグ1)vsアルバルク東京(Bリーグ4)は川崎が78-71で勝利。川崎は序盤、A東京のタイトなディフェンスに苦しめられ、第1ピリオドで17-21とリードを許すも、続く10分間では栗原貴宏の3本の3ポイントなどで逆転。第3ピリオドはA東京に主導権を握られ55-58と再び先行されたが、それでも第4ピリオドでは着実に差を詰め、残り4分32秒にジェフ磨々道の2本のフリースローで再逆転に成功。最後はBリーグ得点王のニック・ファジーカスがポイントを重ね、川崎が地力の強さを見せつけファイナル一番乗りを果たした。
2試合目は千葉ジェッツ(Bリーグ7)がシーホース三河(Bリーグ3)を81-75で撃破。第1ピリオドこそ13-13と拮抗していたが、第2ピリオドでは千葉が富樫勇樹を中心にオフェンシブなバスケットを展開、前半を終えて37-26と大きなアドバンテージを得た。続く第3ピリオドも富樫が躍動。味方を巧みに操りながら、自らも持ち前のスピードを活かして果敢にドライブを仕掛け、この10分間でも22-15と点差を広げた。迎えた最終ピリオドでは三河にジリジリと差を縮められたが、大量リードを失うまでには至らず、千葉が6点差で逃げきった。
川崎と千葉によるオールジャパン決勝は明日9日14時から、代々木第一体育館で行われる。
【準決勝試合結果】
川崎ブレイブサンダース 78-71 アルバルク東京