三代目 J SOUL BROTHERSの山下健二郎氏がパーソナリティを務めるラジオ番組「三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のZERO BASE」。この番組の人気コーナー『Bスポーツ』では、日本で行われるスポーツイベントの応援もかねていろんなジャンルのスポーツニュースを取り上げているのをご存じだろうか。12月20日から4回にわたり、「日本バスケット界のキーマンにバスケの魅力を語ってもらおう！」ということで、2回目となる12月27日、川崎ブレイブサンダースの篠山竜青選手が登場！　残念ながら放送時間の関係上、カットされてしまった個所もある。そこでバスケットボールキングで『Bスポーツ』のノーカット版をお届けすることになった。

優勝したら「『R.Y.U.S.E.I』でランニングマン踊ります」と篠山キャプテンが公約

同年代の2人がスラムダンクの話題に盛り上がる [写真]＝伊藤 大充

　京都府立向陽高校時代、バスケ部キャプテンを務めており、中高と6年間バスケをやっていましたので、バスケットボール界の盛り上げに貢献したかった！　こんな形で貢献できることになって非常にうれしく思っています。

　そしてこの『Bスポーツ』のコーナーでは、Bリーグ、そして全日本バスケットボール選手権大会を盛り上げるためにこんなミニコーナーをお送りします。題して！「日本バスケット界のキーマンにバスケの魅力を語ってもらおう！」。今週から4週に渡って日本バスケット界の関係者、そして選手に登場してもらい、バスケ、そして全日本バスケットボール選手権大会の魅力を話してもらおうと思います。

　そんなわけで、今週のゲストを紹介したいと思います。Bリーグ、川崎ブレイブサンダースのキャプテン、篠山竜青選手です！

篠山　どうもよろしくお願いします。篠山竜青です！　ありがとうございます。

山下　早速ですが、篠山選手、スラムダンクで一番好きなキャラクターは誰ですか？

篠山　早くないっすか（笑）。もうちょっと何か色々…。最初に聞く、それ？（笑）。

山下　最初にスラムダンクの好きなキャラクターを聞いておきたいなと思って（笑）。

篠山　スラムダンク好きに悪い人はいないですからね。

山下　世代も大体一緒ですよね？

篠山　はい、僕は1988年生まれの今年31歳です。

山下　僕も今年34歳ということでほぼ同期です！　スラダンはやっぱり誰が好きですか？

篠山　これ本当に難しい質問で、今日あえて選ぶとすれば、湘北高校7番宮城リョータですね。

山下　リョーちん！

篠山　はい、リョーちんが好きですね、やっぱり。

山下　ガードがやっぱりいいですよね。

篠山　はい、ガードがいいです。

山下　かっこいいですよね、リョーちん。

篠山　はい、かっこいいです。

山下　ではここから色々掘り下げて聞きたいと思います。まず全日本バスケットボール選手権大会の抽選会終わりましたがいかがでしょうか？

篠山　いやあ、ナイスドローでしたよ。ドキドキ感がなかなか。

山下　（ステージの）横でイスに座られている時からちょっといじってきましたね。

篠山　もうね、脇汗がすごくて。びっくりするくらいにかきました。本当緊張しました。緊張しますよね、引く方も？

山下　緊張というかは責任感がありますから、無事に終わってホッとしています。

篠山　本当にナイスドローでしたよ。ただ、初戦で僕らが（アルバルク）東京さんと当たる組み合わせになりましたが、そこだけはちょっとね。こんなところで言うのもちょっとあれですけれど、少し反省してほしいなというのはあります。

山下　引いた後で「山下さんやらかしましたね」って小声で言われたのを覚えています。こればっかりはくじなので…。

篠山　天皇杯は一発勝負なので勢いが大事なんですよ。1回戦目で東京さんと当たるのは厳しいですけれど、そこでいい試合して、勝利できれば本当に勢いが出ると思うので。そして優勝して山下さんと『R.Y.U.S.E.I』を踊ると…。

山下　さっきも約束しましたから（笑）。

篠山　『R.Y.U.S.E.I』と竜青の夢のコラボレーション実現です。

山下　（爆笑）。決勝は見に行かせていただきたいと思っています。

リスナーにキャプテンの心得、竜青イズムを伝授

キャプテンとしての心得を語ってくれた篠山竜青選手 [写真]＝伊藤 大充

篠山　そんなガチな相談コーナー持っているんですね。

山下　そうなんです。日本代表のキャプテンを務めている篠山選手をゲストにお迎えしたので、ぜひキャプテンとしてチームをまとめるアドバイスをリスナーの方お願いします。

篠山　そうですね、この学生さんからいただいた悩みは、「（チームを）まとめられずに困っている」ということでしたが、何のためにまとめているのかということをもう一度思い出してほしいんです。チームがまとまってみんな仲良くやれれば、それでいいのかといったら絶対そうではなく。やっぱり悩んでいるぐらいですから、大会でいい成績を残したいとか、試合に勝ちたいとか、そういった原点の目標があると思うのです。それをもう一回思い出してもらって、勝つために必要なことは言っていく。もしそれでうまくまとまらなくても、やっぱり勝つために必要だと思うことはやるべきだし、言うべきだし。それで、もしかしたらちょっと仲が悪くなったりケンカになったりしてしまうかもしれないのですけど、覚悟というか、腹をくくってチームを良くしていこうという思いがあれば、必ず乗り越えられると思うので、まとめられなくて困っているからこそ、今何のために自分がやっているのか!?　原点に立ち返って考えるというのは一つの答えの導き方だと思いますよ。

山下　一つの目標に向かって、チームが同じベクトルを向いていなければまとめたくてもまとめられないということですね。ただ単にまとめられなくてどうしようということじゃなくて、もう一度振り返って、みんなの目標を掲げていくと同じ方向に向かってまとめやすくなるということですかね。

篠山　やっぱり色々な考え方を持っている人がいるので、目標に向かっているけれど違う道順で行ったほうがいい時って絶対ありますし、全員が同じ道順を辿ってもなかなかうまくいかなけれど、こいつはこういう山の登り方があるとか、こいつはこういう山の登り方の方が好きだというのが見えてくると思うので、ゴールがどこにあるのかというのを見失わないというのは大事だと思います。

山下　実際キャプテンをされている時に他の選手に対してのコミュニケーションはよく取る方ですか？

篠山　僕はどちらかというとみんなを集めて、思っていることを話すタイプではなくて、一人ひとりと話をしながらコミュニケーションを取るタイプでした。受け取り方も人によって同じことを言っても違ってくるし、そいつの今の調子などもあるし。色々な要素が影響するので、個々と話をしながらとまとめるタイプですね、僕は。

山下　それぞれの性格や癖を読み取って、コミュニケーションを図っていくというわけですね。

篠山　スラムダンクで例えると陵南の福ちゃん（福田吉兆）と仙道（彰）のそれぞれに対する接し方を、田岡（茂一）さんが間違えてしまいましたよね。「仙道は甘やかしたほうがいいけど、福田はキツくしたほうがいい」と言っていたのに、福ちゃんがキレちゃう場面もありました。

山下　ありがとうございます。最後にこのBスポーツというコーナーは各スポーツのB級ニュースを紹介するコーナーでもあるんですけれど、何かバスケット界もしくはチームメイトのことについてのB級ニュースはありますでしょうか？　何でもいいですよ。ご自身のことでも。

篠山　せっかくなので僕のことを。日本代表キャプテン篠山竜青、第二子誕生しました！

山下　おめでとうございまーす！！（拍手）

篠山　何というB級ニュースでしょう（笑）。

山下　いやいや、とてもめでたい。女の子ですか？　男の子ですか？

篠山　男の子です。名前も発表させていただいていいですか？

山下　ぜひぜひ！

篠山　「りょうた」です。

山下　「りょうた」くんというと？

篠山　はい。「リョーちん」からです。

山下　りょーちんじゃないですか、完全に！スラムダンクから引っ張ってきましたね。もうボールの方は触らせているんですか？

篠山　もう触らせていますね、すでに。

山下　すでに！　ハンドリングを始めている感じで。

篠山　はい！

山下　素敵なB級ニュースありがとうございました。それでは最後に全日本バスケットボール選手権大会への意気込みをお願いします。

篠山　必ず優勝して山下さんと『R.Y.U.S.E.I』でランニングマン踊ります！

山下　やりましょう!!

篠山　お願いします!!!

山下　Bリーグの川崎ブレイブサンダースキャプテン篠山竜青選手でした！　ありがとうございました!!