3月12日、さいたまスーパーアリーナで「第96回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会」のセミファイナルが行われ、アルバルク東京と宇都宮ブレックスが対戦した。
試合は宇都宮のライアン・ロシターの3ポイントシュートからスタート。LJ・ピークの外角シュートやジョシュ・スコットのインサイドアタックなどで宇都宮が得点を積み上げていく一方で、A東京はデション・トーマスが奮起。第1クォーターにA東京が挙げた11得点すべてをトーマスが記録し、15-11で第1クォーターが終了。続く第2クォーター、立ち上がりは両チームともなかなか得点を積み上げられない展開となるが、宇都宮が遠藤祐亮やロシターの得点で優位に試合を進める。A東京のウィークポイントであるインサイドへ積極的にアタックし、31-24で試合を折り返した。
宇都宮がリードして迎えた第3クォーター、ロシターやスコットらでインサイドへ徹底的にアタック。ポストプレーやファウルで得たフリースローなどで着実に得点するが、A東京の小酒部泰暉やザック・バランスキーに反撃を許し、一時同点に追いつかれる。それでもテーブス海がミドルシュートでつなぐと、ジェフ・ギブスが体格を生かしたプレーでポイントを挙げ、45-39で第4クォーターへ突入。
決勝進出を懸けた最終クォーターは宇都宮のピークが躍動。2本のスティールに加え、3ポイントシュートを成功するなどチームに勢いを与える活躍を披露し、試合残り7分10秒の時点で54-41と一気にリードを広げる。その後相手の追撃を許さず、64-54で宇都宮が勝利。2019年以来となる決勝進出を果たした。
■試合結果
アルバルク東京 54-64 宇都宮ブレックス
A東京|11|13|15|15|=54
宇都宮|15|16|14|19|=64