2021.03.13

川崎が昨年の雪辱を果たす!2014年以来の4度目の天皇杯制覇

藤井は攻守に活躍を見せた [写真]=日本バスケットボール協会
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 3月13日、さいたまスーパーアリーナにて「第96回天皇杯 第87回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンド決勝戦が行われ、川崎ブレイブサンダース宇都宮ブレックスが対戦した。

 試合は、宇都宮の遠藤祐亮の3ポイントシュートでスタート。対する川崎も、ニック・ファジーカスがチーム最初の得点をマーク、そして、激しいディフェンスで宇都宮を苦しめる。その間、川崎は藤井祐眞らが得点し、残り5分11秒時点で8-7。しかしベンチ出場の比江島慎に3ポイントシュート2本を決められ、リードを許す。しかし終了間際、川崎は大塚裕土がスコアし、19-20で最初の10分間を終える。第2クォーターで川崎はオフェンスリバウンドから得点すると、増田啓介ジョーダン・ヒースに3ポイントシュートで続き、残り3分46秒時点で40-32とする。そして、41-34でハーフタイムへ。

比江島はベンチスタートながらも、12得点をマークした [写真]=日本バスケットボール協会

 後半は、ロシターの3連続得点でスタート。川崎はリードを詰められるも、第3クォーター残り6分8秒から辻直人が連続3ポイントシュートをマーク。残り3分5秒時点で56-42と14点のリードを奪取。しかし、宇都宮の渡邉裕規に3ポイントシュートを連発され、58-48で勝負は最後の10分間へ。最終クォーターで川崎は、なかなか得点をあげられない。それでも、藤井が個人技で重い流れを断ち切ると、ヒースの“3点プレー”でリードを広げる。さらに、残り2分33秒、ファジーカスがダメ押しとなる3ポイントシュートを沈め、71-60とリードを再度2ケタに。その後もパブロ・アギラールや増田がスコアを伸ばし、最終スコア76-60で川崎が昨年のリベンジを果たした。

 川崎は2014年以来4回目の天皇杯優勝を達成。宇都宮は悲願の初優勝を果たすことが今回もできなかった。
 
■試合結果
宇都宮ブレックス 60-76 川崎ブレイブサンダース(@さいたまスーパーアリーナ)
宇都宮|20|14|14|12|=60
川 崎|19|22|17|18|=76

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