2022.03.12

クラブ史上初の天皇杯連覇の立役者となった藤井祐眞「最後は気持ちの勝負だった」

天皇杯連覇の立役者となった藤井祐眞[写真提供]=日本バスケットボール協会
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 3月12日、「第97回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」の決勝が行われ、川崎ブレイブサンダース千葉ジェッツと対戦した。

 川崎は前半から積極的に攻撃を仕掛け、ペースを握ってリードを拡大。52-33と優位に立って試合を折り返した川崎だったが、第3クォーターには一時9点差まで詰め寄られることに。しかし、そこからは千葉の追い上げを許さず、最後まで逃げ切りタイムアップ。82-72で前身時代から数えて5回目の天皇杯制覇を達成した。

 試合後の会見では、キャプテンの藤井祐眞がインタビューに対応。ペースを握った前半の展開については「すごくいい形で川崎のバスケットができた」と話した。しかし、千葉に攻勢をかけられ、点差を縮められた後半は「我慢の時間帯」だったと説明。「最後は気持ちの勝負だった」と振り返った。

 クラブ史上初となる天皇杯連覇のかかった試合だったことについては「一人ひとりが優勝に向かってやるべきことを遂行して、コートに立った人が仕事をこなした結果」とコメント。「目の前の試合にしっかり集中して臨めた」と、特段『連覇』を意識していなかったことが功を奏したようだ。

 また、藤井はこの試合で一時接触プレーでベンチに退いたことについても言及。幸い大事には至らず、すぐにコートに戻った藤井だが、その時の心境について「(再び)出たことによって流れが変わったかはわからないですけど、会場がいい雰囲気になってくれたのはうれしいです」と、ブースターの後押しに感謝を込めて話した。

 

 

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