2022.03.13

天皇杯連覇の篠山竜青は悲願のリーグ優勝を見据える「今年こそという思いが強い」

天皇杯連覇を達成した篠山が試合後の会見で心境を語った [写真提供]=日本バスケットボール協会
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 3月12日、さいたまスーパーアリーナで「第97回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」の決勝が行われ、川崎ブレイブサンダース千葉ジェッツと対戦した。

 第1クォーターを26-17で終えた川崎は、続く第2クォーターでも猛攻を仕掛け、52-33と大きくリードして試合を折り返す。後半は千葉の反撃を許し、一時1ケタ点差まで詰められるが、最後は82-72で勝利。前身の東芝時代を含め通算5度目の天皇杯制覇であり、昨年に続いての2連覇を達成した。

 試合後の会見で「素晴らしい試合だったと思います」と満足げに語った篠山竜青は、「第3クォーターは押されてはいましたけど、向こうのチームファウルがたまっていることを確認したり、どこにアドバンテージがあるかを冷静に判断して、ゲームコントロールができていたんじゃないかなと個人的には思っています」と試合を振り返った。

 さらに篠山は、20-26と点差を詰められた第3クォーターでは、この10分間で9得点を挙げたマット・ジャニングの活躍も大きかったと話す。「流れは向こうでしたがマットがいい起点になってくれて、詰められたのが6点で終われたのはすごく大きかったと思います」。

 藤井祐眞が25得点とチームをけん引すると、ジャニングが19得点、ニック・ファジーカスが13得点8リバウンド6アシスト、パブロ・アギラールが10得点11リバウンドをマークし、高いチーム力を発揮した川崎。最後に篠山は、悲願のBリーグ制覇へ向けて意気込みを語った。

「リーグ戦も去年に比べると勝率的にはいい位置にいれていますし、ケガなくみんなで戦えているので、今年こそという思いが強いです。ここからが本当のスタートだと思うので、しっかり気を引き締めてやっていきたいです」

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