JX-ENEOS、皇后杯6連覇に王手…富士通を14点差で下しトヨタ自動車との決勝戦へ

13得点を挙げた石原愛子は約31分間コートに立った[写真]=山口剛生

 1月12日にさいたまスーパーアリーナにて、「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンドが開催。女子準決勝第2試合でJX-ENEOSサンフラワーズが富士通 レッドウェーブと対戦した。

 9-9で迎えた第1クォーター開始4分38秒から、JX-ENEOSは藤岡麻菜美のアシストに宮澤夕貴が3本連続で応えて一歩抜けだす。しかし、残り2分以降はノーゴールに抑えられ3点リードで最初の10分間を終えた。

 第2クォーターに入ると、序盤から石原愛子が得点を伸ばす。同クォーターだけで町田瑠唯に12得点を与えたが、中盤には宮澤、吉田亜沙美の連続3ポイントもあり、44-35で試合を折り返した。

 第3クォーターは町田と篠崎澪に手を焼き、残り3分26秒時点で57-55と迫られる。それでも、直後に宮澤が3ポイントを沈めて流れを断ちきると、吉田、渡嘉敷来夢も続いて65-55で最後の10分間へ。

 先制点を許した第4クォーターだったが、開始44秒から石原、宮澤、渡嘉敷の連続得点で一気に15点リードを作ることに成功。その後も高確率で3ポイントが決まり、試合終了残り4分47秒で85-62と試合を決めにかかる。最後は渡嘉敷、宮澤らをベンチへ下げる余裕も見せ、最終スコア91-77で試合を制した。14点差で富士通を退けたJX-ENEOSは、13日の決勝戦でトヨタ自動車 アンテロープスと対戦。大会6連覇へ王手をかけた。

【試合結果】
富士通 レッドウェーブ 77-91 JX-ENEOSサンフラワーズ(@さいたまスーパーアリーナ)
富  士  通  |18|17|20|22|=77
JX-ENEOS |21|23|21|26|=91

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