2018.07.09

Bリーグ3季目の開幕戦を戦う千葉・川崎の両キャプテンが決意を披露

開幕カード発表会見には大河正明Bリーグチェアマン(写真中央)と、開幕戦を戦う小野龍猛(千葉)、篠山竜青(川崎)が登壇
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 7月9日、「B.LEAGUE 2019-2019シーズン」の全日程と開幕カードが発表された。3シーズン目を迎える今回は、1シーズン目と同様、“先出し”開催が行われ、10月4日、船橋アリーナにおいて千葉ジェッツvs川崎ブレイブサンダースのカードが組まれている。B1のその他の開幕戦は10月6日に残り8試合が一斉にスタートすることになった。

 新たなチャレンジとして、今シーズンはこれまでの3倍の試合数(12試合)が平日開催となった。大河正明チェアマンは、「バスケットボールを本当のエンターテイメントに育てるため、仕事帰りのサラリーマンなど新しいファンの発掘を図りたい」と意気込んだ。また、「2シーズン目にも平日開催を行ったが、集客数は週末開催と比べても差はなかった。千葉のホームである千葉ポートアリーナの試合では5000人が入ったケースもある。仕事を早く切り上げて、バスケを見に行くというような新たな文化も創出したい」と、期待を込めた

 開幕カード発表会見には開幕戦を戦う千葉の小野龍猛と川崎の篠山竜青の両キャプテンが参加。小野は「(川崎とは)昨シーズンのチャンピオンシップ・クォーターファイナルではゲーム3までもつれました。最後は自分たちは勝ったけど、レギュラーシーズンも3勝3敗と、どっちが勝ってもおかしくない。ただ今回はホームでの開幕だけに負けられない。2連勝します!」と力強く語った。さらに「横浜アリーナで行われたチャンピオンシップのファイナルで敗れ、昨シーズンはとても悔しい思いをしました。ぜがひでも東地区を制して、そしてBリーグを制したい。どのチームよりも強い想いを持って臨みたいと思います」と早くも優勝宣言だ。

 一方、篠山は「(チャンピオンシップ・クォーターファイナルで)敗れた船橋アリーナには川崎からも多くのファンに来ていただき、声援を送っていただいた。アウェーだったけどブレイブサンダース・ファミリーの一体感が生まれた試合だった言っていいです。だからまず借りを返して、勢いづきたい」と、決意を口にした。また、オーナー企業が東芝からDeNAに代わったことに関して、「ロゴも変わって、いろんな変化が起きているのは事実。その新たなシーズンを優勝で飾りたい。これまでのファンの皆さん、そして新たにファンになっていただく方々にインパクト残します」と、こちらも優勝宣言が飛び出した。

 10月4日の開幕戦は千葉の主管ゲームとなるが、「リーグとしてもBリーグの開幕戦なので、一緒に考えていきたい。何かびっくりさせるような演出をしたい」と大河チェアマン。テレビ中継はまだ調整中とのことだが、「Bリーグの開幕戦のようなLEDのコートは無理だとしても、素晴らしいものになれば」と期待を寄せた。

 会見の最後には今シーズンの意気込みをフリップに書き込んだ小野、篠山の両選手。「『Bリーグを取り巻く全ての人をハッピーにする』。これはクラブと同じ目標で、千葉が先頭を切れるように頑張ります!」と小野。一方、篠山は、つい最近まで日本のバスケ界をにぎやかせたあのフレーズを。「『日本一丸』。見覚えがあると思いますが(笑) 使いまわしとかではなく(笑) バスケだけでなくスポーツ界のテーマ。2020年東京五輪抜向け、スポーツの価値を上げていければいいと思っています。日本の皆さんにスポーツへ興味を持ってもらい、日本のスポーツ界が一丸になって、オリンピックまで盛り上げたいです」と誓った。

千葉の小野は「Bリーグを取り巻く全ての人をハッピーにする」。川崎の篠山は「日本一丸」と今シーズンの意気込みを書き込んだ

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