2018.08.22

【レバンガへの道】野口大介 先輩から受け継いだ背番号23を励みに自分を見つめ直し

北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 背番号23番は、高校、大学の先輩で、悪性リンパ腫で38歳で亡くなった佐藤竜弥さんの背番号です。竜弥さんとは、僕が高校2年の時に教育実習に来て、一緒に練習をしました。先輩なので僕からは話しかけにくくて、それからも定期的に会うような関係ではなかったですけど、会えば、「元気でやってるか」と声をかけてもらって。
 闘病生活を励まそうとチームに1日入団してもらいました。コートにも立てないくらい大変だったのに笑顔で振る舞って、アドバイスももらえた。亡くなった時に「この人の気持ちを背負うとしたら俺かな」って思ったんです。番号を変えていいか竜弥さんの家族にも確認して、墓前にも報告に行きました。
 ずっとなにか変わりたいと思っていたんですけど、なかなかできなかった。でも、背番号を変更したことでバスケに対する向き合い方が大きく変わりました。自分を見つめ直す時間が増え、人の話も聞くようになった。自分からヘッドコーチに「どうしたらいいのか」と聞くようになってて、逆に相談を受けたり。あのままだったら、もう引退してたかもしれない。
 今は一番バスケが楽しいと思えています。すごく成長しているって奥さんからも言われて。晩成タイプだとかうまく持ち上げられながら、モチベーションを保っています(笑)。

文=須藤幸恵(北海道新聞)
写真=小松巧(北海道新聞)
2017-18シーズン応援リーフレット「LET’S GO!! LEVANGA」より

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