2018.08.22

【レバンガへの道】松島良豪 大学4年で1部昇格 猛練習の日々に「体育館に住んでいる」

北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 正直言うとこの試合のこと、あんまり覚えてないですよね。まじで疲れましたもん。入れ替え戦って3戦方式なんですけど、1勝1敗で3戦かかっちゃって。3日間連チャンで合計100分くらい出たんですよ。大学入って初めて20点とったんです。第3クオーターにハーフコートくらいから適当に投げたシュートが入って、そっからぶわーといって。入学以来の目標だった1部昇格を達成した瞬間、ガクってきて。緊張感解けて「はあ、終わった。もうバスケットしたくない、今」みたいな。
 本当は2部の国士舘大じゃなくて、1部の大学に行きたかったんです。でも落ちちゃって、国士舘に入ってみたら「終わってるな」って思った。練習も集中力ないし、これはやばいと。
 でも大学入った瞬間から「絶対キャプテンやる」っていうのは決めてたんで、精いっぱいやりました。「練習やりすぎじゃね?」とか言われましたけど、やっぱり勝ちたかった。超生意気で、先輩とかにも文句言ってました。「練習ちゃんとやってくださいよ」とかぶちぎれて。
 4年にキャプテンになって、夏休みの間とか「あいつ体育館に住んでるんじゃないか」って言われました。朝誰よりも早く来て、一番遅く帰りましたからね。途中から炊飯器を持って行って。そのぐらい本気だった。チームとしてはディフェンスが良くなって、僕もものすごくアシスト数が増えた。リバウンドも、1試合最高で12本とか。練習をしたというより、味方のことを知るようになった。
 目標を掲げて達成する難しさというか、そこまでの過程がいい経験になってるなと感じます。達成するにはここまで努力しなきゃいけないっていう。勝つためには「ここはこうあるべきだ」とかいうことを勉強できた。周りを気持ちよくシュート打たせたりか、プレーさせたりとか。あとはファンの方々への感謝とか、そういうのにつながっているんじゃないかと思いますね。
 この入れ替え戦と2週間後にあったインカレに、父親が沖縄からはるばる応援に来てくれたんです。親の前で勝利できて最高だった。帰り渋谷の駅で2人でメシ食って、帰って行く後ろ姿見て泣きましたもん。「ありがとう」って。あのときの渋谷の涙は忘れないですね。

文=須藤幸恵(北海道新聞)
写真=金田淳(北海道新聞)
2017-18シーズン応援リーフレット「LET’S GO!! LEVANGA」より

レバンガへの道のバックナンバー