2018.09.22

新加入の山本柊輔、念願叶いB1の舞台へ「独自のスタイルで勝負」 レバンガ北海道

北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 レバンガ北海道に新加入したPG山本柊輔の入団会見が8月20日、札幌市内で行われた。B2の山形ワイヴァンズでプレーしてきた山本にとって、念願のトップリーグ挑戦。「ネトHCの求めるバスケットボールに対応できるよう頑張りたい」と意欲を燃やした。
 今季のレバンガ北海道は、堅守と素早い攻守の切り替えを武器にリーグ戦へ望む。山本の加入会見で清永貴彦チーム統括は「ボールに対するプレッシャーの強さが持ち味。攻撃ではスピードを生かしたプレーでチームへ貢献してほしい」と期待した。
 山本はサッカー王国といわれる静岡県出身。4人兄弟の次男で、幼い頃はサッカーをしていたが、小学1年生から「サッカーが楽しくなかった」と、バスケットボールをしていた両親の勧めもあり、兄弟の中で唯一バスケットボールを始めた。
 高校はサッカー強豪校として知られる清水東高へ進学。山本はバスケットボール部に所属し、全国大会出場を目指したが3年間で夢をかなえることはできなかった。山本は「トップの環境でプレーがしたい」と強豪・筑波大への進学を決意し、一般入試で合格した。
 進学後も、全国から集まった同年代との競争が待っていたが、山本は努力でトップチームへ上り詰めた。名古屋ダイヤモンドドルフィンズ笹山貴哉シーホース三河生原秀将など同じPGが多数所属する中で「自分が生きていく術を模索した。彼らとは違うプレースタイルを築くよう努力した」と振り返る。
 大学4年で山形にアーリーエントリーで入団。3シーズンプレーしてきた。「同世代がB1で活躍する姿に刺激を受けるとともに、悔しい気持ちもあった。今回、チャンスをもらい、『やってやろうという』という気持ちでいっぱい」と気合を入れた。
 レバンガ北海道では多嶋朝陽、松島良豪とのポジション争いが待つ。「2人とは違うプレースタイルで勝負したい」とチームに新たなアクセントを加える。
 オフシーズンには3年連続で自費で渡米し、「スキルトレーナー」の講習を受けている。自身のスキルアップと指導者としてのレクチャーを受け、日本では大学生や子どもたちに学んだ技術を伝えるなど、バスケットボール発展にも情熱をささげる。
 初のトップリーグでのプレーへ向け「チームを勝たせられるPGになる」と宣言。頼もしい第3の司令塔が新生レバンガに新たな活力をもたらす。

文・写真 金谷 直樹(道新スポーツ)