2018.09.22

チームが成長したからこそ見えてくる課題がある。予選リーグ敗退も実のある大会となった千葉

千葉のエドワーズ、パーカーの主力組はいつ開幕してもいいぐらいにフィットしていた[写真]=Asia League
バスケットボールキング編集部。取材歴は20年を数え、これまで主に中学、高校、女子日本代表をカバーしてきた。また、どういうわけかあまり人が行かない土地での取材も多く、今年も氷点下10度を下回るモンゴルを経験。Twitterのアカウントは @m_irie3

 テリフィック12は予選リーグが終了してベスト4が決定した。9月22日に行われる準決勝の第1試合がBリーグ同士の対戦、名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs琉球ゴールデンキングス(ティップオフは日本時間の午後6時ティップオフ)、第2試合が広州ロングライオンズvsサムソン三星サンダースと、こちらはCBA(中国プロバスケットボールリーグ)とKBL(韓国バスケットボールリーグ)の組み合わせだ。

 Bリーグから出場した残りの1チーム、千葉ジェッツは残念ながら準決勝にコマを進めることができず、昨年行われた前身の大会、ザ・スーパー8で獲得したタイトルを守れなかった。しかし、初日の広州ロングライオンズ戦、3日目の蔚山モービスフィバス戦と敗れはしたものの最後まで勝敗の行方が分からない接戦を演じ、実のある大会になったと言えるだろう。

心配された西村だが第2戦では元気にプレー[写真]=Asia League


 2試合を終えた後、記者会見に臨んだ千葉の大野篤史ヘッドコーチは「初戦よりもチームの成長を感じた」と、前向きにとらえている。具体的には「自分たちがやりたいことを表現してくれたので、これから修正しなければいけない課題が見つかった。次に進めたと思う」と、収穫を口にした。

 さらに、「スカウティングができていない中で、試合の中でアジャストする能力をつけてほしい。また高さのあるチームに対して、自分たちが小さいことを言い訳にしないで、自信につなげていってほしい」と、アジアのクラブが集まる大会に出場する意義も語ってくれた。

2試合を通じてチームの成長を感じた千葉[写真]=Asia League


 富樫勇樹原修太が不在の中、さらに初戦で西村文男が試合中にケガを負うなど、戦力的にも厳しい場面があったのも事実。その状況の中、新加入のジョシュ・ダンカン田口成浩藤永佳昭らが2試合を通じてチームになじんでいった。また、マイケル・パーカーギャビン・エドワーズ小野龍猛といった主力組が、どのように追い込まれた場面でも自分たちがしなければいけないことを貫き、幾度となくチームのピンチを救った。コンディション的にもいつ開幕してもいいぐらいにフィットしてきている。

 3年目のBリーグは10月4日、千葉と川崎ブレイブサンダースの一戦で開幕する。いきなり優勝候補同士の対戦となるが、千葉は今シーズンも優勝争いをリードする存在であることに間違いはないだろう。

文=入江美紀雄

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