2019.02.09

ホームのライジングゼファー福岡、全体順位で横浜ビー・コルセアーズを逆転できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

ライジングゼファー福岡vs横浜ビー・コルセアーズ(@照葉積水ハウスアリーナ)
第1戦:2月9日18時5分、第2戦:2月10日14時5分

 昨季王者のアルバルク東京に挑むも連敗に終わったライジングゼファー福岡。今節は横浜ビー・コルセアーズ戦に臨むが、現時点の順位は福岡がリーグ全体17位、横浜が同16位。星の差は1つであり、直接対決で順位を逆転するチャンスだ。

 前節のA東京戦、1戦目は第1クォーターに8点リードを奪ったにもかかわらず、第2クォーターに6得点と急降下。試合を通じて48本放った2ポイントがわずか12本成功にとどまり、フリースローでも8得点しか挙げられず計59得点で敗れた。デクスター・ピットマンが第15節以来の出場となった2戦目も、そのピットマンは27得点14リバウンドと奮闘したが、今度は3ポイントの不調が響いて前日に続く10点差の敗戦。やはり、山下泰弘城宝匡史の欠場は特にオフェンス面で影響が出ている。

 対する横浜は三遠ネオフェニックスとの1戦目は敗れたが、2戦目は第4クォーターに競り合いから抜けだし、最後は1点差で勝利。外国籍選手がケガで2人離脱という厳しい状況に、残ったアーサー・スティーブンソンが奮起。エドワード・モリスも攻守にハッスルして好調の三遠をはね返した。湊谷安玲久司朱がこの2戦はいずれも10分以上に出場時間を伸ばし、その起用に応えるように持ち味のシュート力を発揮したのも良い兆しだ。

 複数の故障者を抱えた緊急事態で1勝をもぎ取った横浜に対し、福岡もその穴を埋める存在が不可欠。小林大祐津山尚大は前節2戦とも2ケタ得点と数字を残しているが、2戦目は2人の3ポイントの精度がほぼそのままチーム全体の3ポイントの低確率につながった。2人が3ポイントで相手のディフェンスを崩せるかどうかという点は、今節の重要なポイントになるだろう。

 一方の横浜も、川村卓也の安定の得点力に加えて湊谷も一定の活躍が見込める状態。ここにもう1人、得点に絡む選手が欲しいところ。5試合連続1ケタ得点と調子を落としている田渡凌がキーマンになりそうだ。

文=吉川哲彦

■ロースター
・福岡(ヘッドコーチ:ボブ・ナッシュ)
遥天翼
山下泰弘
小林大祐
薦田拓也
波多野和也
エリック・ジェイコブセン
津山尚大
青木ブレイク
ベンジャミン・ローソン
石谷聡
城宝匡史
加納誠也
デクスター・ピットマン

・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
細谷将司
川村卓也
高島一貴
湊谷安玲久司朱
中村太地
橋本尚明
ハンター・コート
田渡凌
竹田謙
エドワード・モリス
プリンス・イベ
小原翼
アーサー・スティーブンソン
ブランドン・コストナー

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